貯金額1500万円以上が2割も!増加する「ソロ男」の金銭感覚
が販売されているので、今後その認知度が上がっていけば、ソロ男の利用動向も上がってくるかもしれないと著者は予想しています。
(5)学び系サービス
ソロ男は、「英会話教室」「ビジネスセミナー」など、自己啓発型のサービスを積極的に利用し、利用意向も高いのが特徴。
仕事しながら平日の夜間や土日に大学院に通ったり、大学の公開講座に積極的に参加したりする人も増えているそうです。
なお、ソロ男ながらも「結婚情報サービス」に対する利用意向もわずか6%ながらあるのだといいます。
彼らが本気で結婚しようとしているのかは疑問であるものの、40代をすぎて結婚を意識するソロ男が多いのは事実。
そこで婚活サービスも、いままでのように20~30代中心ではなく、40~50代のソロ男にターゲットを広げていくのも一考だと著者は主張しています。*
たしかに周囲を見回してみれば、ソロ男は決して少なくないはず。重要な消費者として可能性を持つ彼らのことを、本書を通じて知っておくのもいいのではないでしょうか?
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※荒川和久(2015)『結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル』ディスカヴァー・トゥエンティワン