ただ「がんばる」はNG!目標を立てる時に大切なのは数値&根拠
と考えられていたからだそうです。
また新製品の予告も日程の約束もしないため、急に製品が発表され、仕入れておいた付属品が全部破棄になるといった事態も。
営業担当者も少なく、世界で日本の売上貢献度は高くなかったといいます。
しかしそれでもアメリカの本社からは、「世界中で売れているのだから、日本で売れて当たり前」と思われていたのだとか。
アップル・ジャパンのオフィス内にも問題が山積し、著者が日本を任されてから半年間は、状況が好転しなかったのだそうです。
風向きが変わったのは、着任1年後あたりから。アップル製品は値引きをしないことで有名ですが、そんなアップル製品の販売でも利益を出してもらえるという数式をつくり、それを提示していったのだそうです。
その結果、それまでは店舗の奥にあったアップル製品の売り場が、徐々に前に出てくることに。
最初は嫌味ばかりいわれていたといいますが、数字で提案できれば理解してもらえるもの。「すべて数字のなせるワザ」だと著者は記しています。
■すべての数字は「変数の組み合わせ」である
ちなみに、毎週朝5時から2時間連続で行われる電話での販売会議にも、必ず出席していたのだそうです。