年収1000万円でも「貯金0円」になってしまう5つのNG習慣
いわゆる“別財布”で、家賃は夫、食費は妻と分担を分けてお互いに負担しあうケース。それぞれが自分の小遣いを好きなように使い、手元にお金が残らないパターンです。
さらに、妻(または夫)が専業主婦(夫)でも、誰も家計を管理していないケースも。それでも家計が回ってしまうのが高収入の怖いところなのです。
毎月の支出を把握することは、収入額に関わらず貯金をする上で必須といえます。
■2:無意識のうちに生活水準も上げている
次が、生活水準全体を上げてしまうケース。
現在、日本の給与所得者4,645万人のうち、年収1,000万円以上は全体の3.9%にあたる約169万人。城山さんは「毎月の収入額と『自分は上位4%だ』という意識が、高価なマンションや車などの購入意欲をくすぐるのです」と指摘します。
子どもの教育費についても同様。早ければ幼稚園から私立の学校へ進学させ、オール私立コースならば文系でも約1,500万円、理系だと2,000万円を超えることも。
「子どもにはいくらお金をかけてもかまわない」という親心が支出に拍車をかけるため、いくら1000万円稼いでいても貯金が0円という状況が続いてしまうのです。