人生は人間関係が9割!いい関係を築く4つの心得と3つのルール
選手時代には欠かさず試合前に相手チームの練習を観察し、試合に臨んでいたようで、観察によって感性が養われたとか。観察することで他の人が知らない情報を得られ、それを暗記して現場で生かすことで深い人間関係が築けるということです。
さらに「観察」の質を上げるためのトレーニングをしていたそうです。人の往来を観察する「雑踏トレーニング」です。自家用車やタクシーで移動するプロ野球選手が多いなか、著者は電車に乗って人を観察したとか。
「目の前にサラリーマンが座っていたときはこんなことを想像します。高そうなスーツで身を固め、膝に抱えているカバンもおそらくブランド品だ。ところが目線を靴に向けると、値段はそこそこする品だろうに汚れが目立っていて手入れもしていなさそう。
靴は人間性を表すといわれているから、この人はお金を持っている。日々の仕事はしっかりとするだろうけれど、詰めが甘いんだろうな、と勝手に想像する」という具合です。
雑踏で人を観察することは、人間関係で重要な技術を養ってくれるのです。
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本書では、プロ野球選手時代の経験やエピソードを交え、具体例を挙げながら人間関係を築くための方法論が紹介されています。