サイコパスだけじゃない!人間が数字に苦しめられる5つの作品
は、もう現実になりつつあるのかもしれません……。
■4:『THX 1138』(ジョージ・ルーカス)
ジョージ・ルーカスのデビュー作であるSF映画。興業的には成功しませんでしたが、現在ではリマスター版が発売され、再評価されている作品です。
コンピューターによって人名までも番号で管理されている25世紀。人々は精神安定剤を服用しながら、すべての娯楽を奪われ、感情もない人生を送っていました。
主人公THX-1138は女性ルームメイトのLUH-3417と恋に落ち、薬の服用をやめたことで投獄されてしまいます。
記号化され、人間性がはく奪された社会から主人公が逃亡を図るという壮大なストーリーのはずなのに、物語は淡々と進んでいく不思議な一本です。
■5:『1984』(ジョージ・オーウェル)
ディストピア小説といえば必ず名前が上がる小説、それが「1984」です。村上春樹「1Q84 」の元ネタでもあります。
ビッグ・ブラザーという指導者をトップに据えた政党に、統治・管理されているロンドンが舞台。役人として歴史改ざんを行う主人公は、あることから体制を疑うようになり、その裏側に迫っていきます。