3人でひとつ!自信のない狩野アナが「モヤさま」で救われた一言
と思ったといいますが、そのとおりだったとしても、勘違いだったとしても、そう捉えることはとても大切。
そういう意味で著者は、「ポジティブ思考」の意義を無意識のうちに活用しているといえるかもしれません。
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柔らかな文章からは、誠実に書こうとする姿勢がはっきりと感じられます。だからこそ読みやすく、苦悩しながらもあきらめない前向きさに共感できるはず。特に働く女性には、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※狩野恵里(2016)『半熟アナ』KADOKAWA
『天安門、恋人たち』『シスター 夏のわかれ道』ほか、“現代”の中国映画4作品を12月特集放送