紀元前4世紀の哲学者ソクラテスが教える「お金との最適な距離」
と指摘します。
だとすれば、財産の点で不安を感じやすい投資家は、お金のことを気にしやすく、お金に執着した人間になりやすいということになるとも。
つまり、お金に執着した人間になることは恐ろしいということをサトルに伝えたかったわけです。
そして、このような趣旨のメッセージを伝えます。
・人間の値打ちは、「なにを愛し求めるか」によって決まる。
・立派なものを愛し求め、徳のために最善を尽くす人は、もうそれだけで立派で幸せな人である。
・逆にお金の魔力にとらわれた人は、心が狭く、お金以外の価値を信じられない人間になる。
・その結果、幸福な人ならだれもが持っている大らかさや朗らかさをうしなっていく。
だからこそ私たちは、自分の心にお金への執着が生まれないように気をつけなければならないというのです。
金儲け以外のことにはいっさい心を向けず、ただ「できるだけたくさんお金がほしい」と願いながら一生を送るなどということは、恥ずべきことだと。
なぜならそれは、たった一度しか生きられない人生の価値を、自分自身の手によって、小さく、みすぼらしく、つまらないものにしてしまうことだから。
■ソクラテスの考える正しいお金の使い方
そしてお金は、「いい使い方」