くらし情報『会社の寿命30年説が関係?元社員が明かすフジテレビ凋落の真相』

会社の寿命30年説が関係?元社員が明かすフジテレビ凋落の真相

立場の違いを超えて、異質な人とも腹を割って話し合う“場”を設けるという手法は、これまで多くの日本企業の労働慣習として行われてきたこと。

そんな、価値観や目標を共有する“場”を再生させ、“ものづくり共同体”を復活させることができるかどうか。

そこにフジテレビの未来がかかっているというのです。



フジテレビを肯定するか否かは別としても、“フジテレビ論”としては非常に優れた内容であると感じます。

しかし、ここに書かれていることの多くはフジテレビだけでなく、伝統を持つ多くの大企業に同じことがいえるのではないでしょうか?

そういう意味でいうと本書は、企業社会への警鐘だとも表現できそうです。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

※吉野嘉高(2016)『フジテレビはなぜ凋落したのか』新潮社

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