コミュニケーション力を高めたい!そんな人に必要なのは「三力」
「心(ココロ)」「行動(コウドウ)」、すなわち「言語」「思考」「行動」だということです。
いってみれば、これら3つが揃っていて、なおかつバランスがとれていなければ、相手には伝わらない。しっかりとそう認識し、理解し、身につける必要があるわけです。
一例として、「謝罪」の場面を思い浮かべてみましょう。
たとえ「申し訳ございません!」とすまなそうに頭を深々と下げていたとしても、もしポケットに手を入れたままだったとしたら、相手は間違いなく不快感を抱くことになります。
なぜならそれは「言行不一致」の状態だからで、相手に不信感や不快感、懐疑心といったマイナスの感情を意識させてしまうわけです。
したがって、「言語力」「思考力」「行動力」の3つの力がバランスよく、しかも違和感なく相手に届いていることが、人間同士のコミュニケーションにおける大前提だということです。
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著者はコミュニケーションの原則に基づいた、日常の話し方・聞き方の指導を行う「話し方・コミュニケーション」の第一人者。
そんな立場を前提として書かれているからこそ、本書には説得力があるのだともいえそうです。
(文/作家、書評家・印南敦史)
【参考】
※櫻井弘(2016)『話し方で、男は決まる』フォレスト出版
「お姉ちゃん出てって」夫を略奪した妹が自宅まで…!しかし【姉の暴露】を聞いた途端「…え?」⇒周囲を困惑させる迷惑な言動