くらし情報『20年もIBMで働いた女性が経験から語る「ひきずらないコツ」』

20年もIBMで働いた女性が経験から語る「ひきずらないコツ」

■ステップ4:脳によいレッテルを貼っていく

ここまでやってきて、まだストレスを感じている場合は、自分からストレスのある状況を変えるために行動することが必要。

その際に重要なのは、どんな小さなことでも行動に移すこと。しかもその際、脳が喜ぶ感情のレッテルを貼ると効果的なのだとか。なぜなら、人の感情はパフォーマンスに大きく影響するから。

私たちは情報を目や耳からインプットし、それを脳で「受け取り」→「感じ」→「理解し」→「考えて」→「記憶」するもの。

このとき脳が好きな情報だと一連のサイクルが活発になり、嫌いな情報だと鈍くなるのだそうです。つまり、好きか嫌いかと言う感情によって脳のパフォーマンスは左右されるということ。だからこそ、脳によいレッテルを貼っていくことが意味を持つわけです。


本書では他にも、「ひきずり」状態から抜け出すためのさまざまな方法が紹介されています。活用すれば、「ついひきずる」回数を減らすことができるかもしれません。

(文/作家、書評家・印南敦史)

【参考】

※深谷純子(2016)『ひきずらない技術』あさ出版

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