自殺率は世界9位!他国と比較しても深刻な日本の抱える社会問題
日常的に多くの社会問題が取り上げられているだけに、その深刻さが実感しにくくなっていませんか?
そこで今回はOECD(経済協力開発機構)やWHO、その他の機関及び国が出した統計をもとに国際比較し、世界基準で見ても深刻な日本の問題を10種ピックアップしていきます。
■1:自殺率
日本の自殺者数は平成10年に3万人を超え、以後は他の先進国と比較しても高い水準を保ち続けています。WHOの統計によると、自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)では世界9位となっており、アメリカの41位、イギリスの95位に比べても大変高いことがわかります。
対策のひとつとして、自殺の原因とされる精神疾患の予防が挙げられます。
■2:貧困問題
日本はGDPを見る限りにおいては裕福な国ですが、相対的貧困率(国内での格差)を確認すると違った現状が見えてきます。OECDの統計によると、ワースト1位のメキシコ(18.5%)3位のアメリカ(17%)に次ぐ4位(15%)となっているのです。
ひと昔前までは「総中流」といわれていたのにもかかわらず、いまでは所得格差やワーキングプアの問題が見過ごせないものになっています。