くらし情報『虐待相談件数が15年で7.6倍に!児童相談所は今どんな状態?』

虐待相談件数が15年で7.6倍に!児童相談所は今どんな状態?

目次

・平成28年度に児童福祉司を18人増員
・児童相談所は子どもの安全を最優先する
・子どもの虐待を見てしまったときの対応
・通告しても「通告者の秘密は守られる」
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昨今、児童虐待事件が多く報じられています。厚生労働省の発表によると、平成26年度、全国の児童相談所での児童虐待相談対応件数は8万8,931件。児童虐待防止法施行前の平成11年度に比べると、7.6倍にも増えています。

そこで児童相談所の現状について、東京都福祉保健局・児童相談センターの栗原さんにお話を伺ってみました。全国的に相談対応件数が増加傾向にあるなか、東京都では人員が足りているのでしょうか?

■平成28年度に児童福祉司を18人増員

この2ヶ月でも虐待相談件数は昨年度同期にくらべて増えており、人員については厳しい状況だとか。

しかし今年度に入って児童福祉司を18人増員しており、他に警察官OBや保健師などの非常勤スタッフとも連携をとりながら対応しているそうです。

また、この人員増はスタートしたばかりの段階のようです。

今年4月、厚生労働省が虐待への対応を強化する「児童相談所強化プラン」を発表。
児童福祉司や児童心理司、保健師などの専門職を今後4年間で合計1,120 人程度増員する目標を掲げています。

■児童相談所は子どもの安全を最優先する

今年3月には、相模原市の男子中学生が児童相談所に保護を訴えたものの認められず、自殺したニュースがありました。

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