「3時間睡眠でも平気説」は本当?寝不足に関する都市伝説を検証
バリバリ仕事をこなしたいと思ってはいても、十分な睡眠時間を確保できず、あるいは悩みが多くて眠れず、ボーッとしたような状態から抜け出せない。かといって寝不足から脱却できるわけでもなく、打開策が見つからない。
そんな人は決して少なくないはず。
でも、『スタンフォード大学で学んだ睡眠医学の専門家が教える寝不足でも結果を出す全技法』(西多昌規著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)を読んでみれば、少し気持ちが楽になるかもしれません。
著者は、スタンフォード大学医学部睡眠・生体リズム研究所客員講師。そんな実績を軸に、「寝不足を解消しよう」という角度からではなく、「寝不足の状態でも結果を出す」ことを考えたユニークな書籍なのです。
ところで睡眠不足解消に悩む過程で私たちを惑わずものに、寝不足に関する数々の都市伝説があります。果たしてそれらは信じるに値するのでしょうか?
そこを明らかにすべく、きょうは本書のProgram5「本当に知っておくべきことって?寝不足の『都市伝説』を科学的に検証」に注目してみたいと思います。
■3時間睡眠でもなんとかなる?
ある調査結果によると、実際に短い睡眠時間でも元気に活躍できる「ショートスリーパー」