軽減税率の真実!8%と10%の境目は?今後どんなトラブルが?
現実に実施されたあとは、さまざまなトラブルが予測されます。
■軽減税率の導入後に予測されるトラブル
軽減税率が導入されたあと、予測されるのは「軽減税率の判断にともなうトラブル」。たとえば、次のような場面です。
(1)年末、デパートのおせち料理を購入したお客様と店員さんとの会話
「ちょっと!このおせち、持ち帰りの食品なんだから8%でしょ!なんで10%なのよ!」
「あのー……、お客様。このおせち料理の重箱がひとつの商品でして、食品のおせちがメインだとは法律ではみなされないんです。だから10%なんですよ」
「なにいってんのよ!これ、プラスチックでできているじゃないの!料理の方がずっと豪華よ!8%よ、8%!」
(2)イートインスペースのあるパン屋さんでの会話
「持って帰って食べるつもりだったけど……。あら、コーヒー無料なのね。じゃ、ここで食べていこうかしら」
「ちょっとちょっとお客さん!あと2%分払ってくださいよ!」
「えっ、なんでよ?もうお会計は済ませたじゃない!消費税だって払ったわよ!」
「それは8%分でしょ、テイクアウトの場合です。
イートインスペースで食べるのなら10%の消費税なんですよ」