悩みごとの「9割」は捨ててもいい!人生をより豊かにする考え方
『悩みごとの9割は捨てられる』(植西聰著、あさ出版)の著者は、資生堂勤務を経て独立し、現在は人生論の研究に従事しているという、少し変わったキャリアの持ち主。
「成心学」という独自の理論を確立し、“人々が明るく元気になる”著述活動を続けているのだそうです。
人には、自分で自分を慌ただしい気持ちにさせるところがあるもの。しかし人生は、いくら慌てたところでどうなるものでもありません。
どんなに悩んでみたところで、事態が大きく改善するわけでもないわけです。
むしろ楽天的に、のんきに生きていくほうが賢く、人生はより豊かになる。それが著者の根本的なメッセージです。
そして本書では「楽天的になる」という趣旨のもと、「自分を悩ませていることの9割は取るに足らないことであり、捨て去ってよいものである」と気づくためのヒントを紹介しているわけです。
数字に関する大切なテーマ、すなわち「お金」に関する考え方を引き出してみましょう。
■お金は精神的なゆとりを持つことが大切
「金はよい召使いでもあるが、悪い主人でもある」
ここで紹介されているのは、アメリカの政治家であり、科学者でもあったベンジャミン・フランクリンの言葉。