実は親指なしで「二足歩行」は可能!人体のびっくりバランス機能
■2:筋肉、関節、皮膚はバランスを取るのに役立つ
筋肉、関節、靭帯、皮膚の感覚受容器は、脳に体がどの空間にいるかを伝える助けをします。
この感覚は、固有受容感覚といわれます。
たとえば、足の裏や背中に沿っている受容器は、圧力や曲げ伸ばしの刺激に対して敏感です。また首の受容器は、頭がどの方向に動いたかを脳に伝えます。
■3:バランス能力は年と取ると悪くなる
年を取ると、適度なバランスに保つための3つの大きなシステムの低下が見られます。それが、視覚と前庭器官、固有受容です。
これらの機能障害は、高齢者によく見られる筋力と柔軟性の減少と同時に発生します。
■4:足の親指がバランスに欠かせないわけではない
人間は二本の足で立ちますが、バランスを取るために足の親指が欠かせないわけではありません。
足の親指がなくても、歩くこと、走ることは可能です。ただし、足の親指がないことで、スピードが遅くなり、短い歩幅にはなるでしょう。
また1988年の研究によると、足の親指を失った人たちは、歩き方や、歩くときに生じる体の力を変えることがわかったそうです。
■5:止まっているのに、動いているような感覚になることがある
停車中の電車のなかに座っているとき、窓を見ていて他の電車が動くと、自分が乗る電車はまだ止まっているのに、電車が反対方向に動くように感じることがあります。