ダメ社員は組織内に必ず2割!誰でも課題発見力を高められる方法
ただし「相手の立場に立って考える」ことは、実際にはなかなか困難。そこで著者は相互理解を深めるためのトレーニングとして、「ストーリーテリング」を勧めています。
・まずはテーマや目標をつくり、それを実現するまでの未来を、参加者に自由に描いてもらう。
・次に参加者を何人かのグループに分け、描いたストーリーを持ち寄る。
・そしてそれを1本のストーリーにまとめる作業をしてもらい、配役や小道具をつけて、即興で演じてもらう。
このプロセスを形にすることが大切だというのです。
突拍子もないように感じても不思議はないかもしれませんが、きちんと根拠があるようです。それぞれがまったく違う目的で同じ会社にいることを認識し、お互いの立場、相手の考えを受け止められるようになることが目的だというのです。
■第5の要素:全員で同じ方向を向く
会社やチームで一体感を持つためには、セクショナリズム(縄張り意識)は最大の敵。そしてセクショナリズムをなくすためには、会社が向かう方向性をひとつに定めることが大切。
そして、そのために必要なのは
・ミッション:企業が社会に対して果たしたい使命
・ビジョン:「こうなりたい」