1日1回限定だけど会議でも使える!講演を成功に導く2つの技術
ところが10~30名程度の小規模ケースでは、お互いの距離が近いため、緻密な関係性を構築できる一方で、進め方にはテクニックが必要になります。
今回は、少人数をシミュレーションしたケースをお話しましょう。
以心伝心という言葉があります。会場の参加者が30名程度であれば、否定的な意見や質問が出ると、それがそのまま会場に伝わって空気や雰囲気が一変することがあります。これは注意しなければいけません。
丁寧に対応することは大切ですが、質問にまともに答えるとドツボにハマることがあります。最初に、「相手を威圧してスポイルする技術」についてお話します。
■1:相手の意見をスポイルする
前提条件は、相手の立場が自分より低いことです。
対象が新入社員や新任管理職などで、力関係で自分のほうが勝っている場合です。
それほど難しい質問でない場合は、「Good Question(なかなかよい質問です)」と対応すると良いでしょう。「Good Question」と答えている時点で、自分の立場が上であることを印象づけますから、必要以上に突っ込まれることはありません。
また「Good Question」と答えている間に回答内容を考えることもできます。