1日1回限定だけど会議でも使える!講演を成功に導く2つの技術
しかし上から目線の言い方ですから一歩間違えると批判を買います。より一層、丁寧な対応が求められるでしょう。
■2:相手をヨイショしてスポイルする
次の技術の前提条件は、相手の立場が自分より上の場合になります。対象が管理職や上級管理職などで、力関係で自分が同等か劣る場合です。また、より丁寧な対応が求められる局面も該当します。
管理職以上の職責の場合、相手はそれなりに実務経験があり自尊心が高いことが予想されます。相手が間違っていたとしても、自尊心を損なったら大変です。
参加者全体を鳥瞰して、答えることが得策でない場合は、回答をせずに事態を切り抜ける方法を考えなくてはいけません。
このような場合は、「いまの質問は素晴らしいです。先日、○で有名なX社の役員会に出席してきました。そこに同席していた企画担当役員の専務が同じ質問をされました。かなり鋭い質問で、すぐにお答えできないので後ほどで宜しいでしょうか。申し訳ございません」と答えると良いでしょう。
「○とX社の部分」には、その場に相応しいと思われる、商品名や会社名を入れて答えてください。このような対応で「相手の自尊心をくすぐる」ことができます。