ご飯は通常の半分ならOK!緩やかな糖質制限「ロカボ」の考え方
にもかかわらず、一般の人が医療従事者のモニタリングを受けることなくそうした治療を受けるのは、控えるべきだと著者は主張します。
■おいしく楽しく食べて健康になれる
極端な糖質制限を行うことには、他にもデメリットが。
食べられるものの幅が狭くなってしまい、食事の楽しみが減ってしまうというのです。
単純なことではありますが、これはたしかに大きな問題であると考えるべきでしょう。
しかしロカボの定義に従えば、食べられるものの幅はぐんと広くなるといいます。なにしろ、ロカボの定義をわかりやすい表現に置き換えたとしたら、「おいしく楽しく食べて健康になれる食事法」ということになるというのですから。
いくら健康になるといっても、食べるものを我慢してばかりでは人生がつまらないものになってしまいます。しかもそれ以前に、続けること自体が困難になってしまうはず。
■ごはんやパンは半分~3分の1だけ
先ほどロカボの定義について、「一食あたりの糖質量を20~40グラムに抑えて食べる」とご説明しました。
ざっくりいうと、ごはんを通常の盛りの半分、あるいは3分の1程度にしたうえで、おかずをおなかいっぱい食べれば、それだけでロカボの基準値内の食事になるというわけです。