驚愕の新事実!アメリカで「10代の妊娠率」が減少している理由
ということは、さらにまだ改善の余地がありそうですね。
ちなみに2006年のアメリカ政府の調査によると、禁欲を要求するのみ性教育を受けた10代は避妊をしない傾向があり、結果的に望まない妊娠や性感染症に陥るケースが多いそうです。
せっかく教育をしているのであれば、やはり効果的であってほしいですよね。
そのため、今年の初めにオバマ大統領は、禁欲を要求するのみの性教育への2017年度の政府補助金を削減することを提案しています。
また、オバマ大統領は別途に、「10代の妊娠を避けるプログラム」を主導して、400万ドルの予算を補助金として配分する計画です。
2つの施策が相まってどのような効果をあげるかは未知数ですが、10代の出生率が36%減少したことで良しとするつもりはないようですね。*
厚生労働省の統計によると、日本でも2003年を境に10代の中絶件数は減少しているそうです。
10代の妊娠・出産には大きな負担が伴います。
育て上げる道筋と意志がないならば、事前に複数の避妊をすることが望ましいですね。そして、そのための教育の充実も同じく望ましいことと言えるでしょう。
(文/粟飯原由布子)