起業3年目までに知るべき「永続的にビジネスを成功させる秘密」
たとえば、デパ地下で試食を延々と続ける人はいないでしょう。試食はあくまでお試しであって、信用を得るための手段にすぎないからです。
大切なのは、目の前に来た情報をチャンスと捉えるのではなく、お互いの目的の違いに気づくことだといいます。
なぜなら現代のビジネスは昔と違い、「仕組み」が成否を分けるから。
■仕組みの裏側に潜む本質を知るべし
いい商品さえつくれば売れるという過去の時代とは違い、現代では「いわれたことしかできない人=使えない」ということになります。
いわれたことだけをきちんとやっていても、勝てる時代ではないということ。
逆にいえば、いまは個人であっても、気軽に仕組みを構築できてしまう時代であるわけです。
そこで、目先のものだけにフォーカスするのではなく、裏側に潜む本質を知ることが重要。
それを知ることで、販売者の真意や本当の目的を知ることができるのだと著者は主張します。
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著者の言葉はときにシリアスですが、だからこそ訴えかけるものがあるのも事実。稼ぎたいという思いを持っているのなら、その糸口をつかむためにも読んでみて損はないかもしれません。
(文/作家、書評家・印南敦史)