2023年11月9日 23:10
季節の変わり目は更年期症状が悪化!?冬に増える気分の落ち込みや意欲低下の対策5つ【医師監修】
セロトニンはストレス耐性をもたせ、精神の安定や脳の活発化を促します。セロトニンは日光を浴びることで分泌されますが、冬は日照時間が減り、気温が下がるので外出する機会も減ります。そのためセロトニンも減るとされ、精神症状が増えると考えられています。
ただ、冬になると全員に精神症状が表れるわけではないので、理由の1つ、くらいに考えると良いと思います。
それよりも、女性の場合は秋から冬へ向かう変化についていけないことの影響が大きいと思います。
季節の変化への対応は自律神経でコントロールしますが、更年期に入ると女性ホルモンの分泌の乱れとともに自律神経も不安定になります。季節の変化への対応についていけず、さまざまな不調を引き起こしやすくなるのです」(駒形先生)
落ち込みを和らげる対策は?
1.日光を意識的に浴びる
「セロトニンは日光を浴びることで分泌されます。1日15分ほど浴びれば十分とされていますが、冬は光量が減るので気持ち長めが良いでしょう。
紫外線が気になる人もいると思いますが、日光浴は手のひらだけでも十分とされています。
手のひらは日焼けしにくい箇所なので、気になる方は『手のひら浴』が良いでしょう。