くらし情報『意識もうろうの父。食べることができなくなった父を前に家族が下した決断は【体験談】』

2023年11月4日 12:10

意識もうろうの父。食べることができなくなった父を前に家族が下した決断は【体験談】

医者の家族説明イメージ


遠距離にある実家で、父が倒れ緊急入院。嚥下障害(えんげしょうがい)が悪化し、胃ろう(胃に穴を空けてカテーテルを介して直接栄養を摂取する方法)か静脈栄養で栄養補給するか、このまま低栄養状態で様子を見るかという判断を迫られる事態になりました。意識のはっきりしない本人に意思確認はできず、選択は母と兄と私にゆだねられました。日ごろ離れて暮らす家族が話し合った体験談です。

父が救急搬送、即入院

入院イメージ


私の実家は遠く、車でも電車でも片道10時間はかかる距離。80代の父と母が2人で暮らしていたのですが、夏の盛りに「夕べ父さんが倒れて緊急入院した」と、私と同じく他県に住んでいる兄から連絡が入りました。

どうにか駆け付けようとしたところ、兄から詳しい情報が入りました。「肺の感染から高熱が出て動けなくなったらしい。命に関わる危機はとりあえず脱したって。仕事の都合がついたから、明日から行ってみる」とのこと。とりあえず実家から3時間ほどの隣県にいる兄が帰省し、母と合流しました。

しかし、新型コロナ感染対策の続く病院では面会が制限されていて、母と兄は数日たっても父と会うことができませんでした。
病院からの連絡によると、熱は下がり意識はいくらかあるものの低栄養状態にあり、このままでは回復は難しいとのこと。

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