高齢者のお世話をしていると、いつも頭のどこかで死ということを意識しています。普段より起きて来る時間が遅いとき、よく眠っているようでピクリとも動かないときなど、呼吸をしているかどうか、そっと確認することがしばしばあります。そして、先ほどまで普通にしていたのに、急に体調が悪くなり、残念ながらそのまま亡くなってしまう場合も……。私の実家の父がそうでした。昼間は普通だったのに。夜間の父の急変父は介護認定を受けていませんでした。母が介護認定を受ける際、父も一緒に認定を受けることをケアマネジャーにすすめられたのですが、頑として拒否されました。表面的には元気そうに見えましたが、命に関わる持病がありました。年齢も90歳近く。いつ何があってもおかしくないという覚悟は持っていたつもりでしたが、父が倒れたとき、私は混乱するばかりでした。父は、昼間はいつも通りに見えたのに、夜になって急に、起き上がることも話すこともできなくなり、救急車で搬送されました。脳出血でした。そのとき、父のそばにいたのは私と要介護3の母だけ。当たり前ですが、母はまったく頼りになりません。父に、何が起きたのかわからない状況で、私もパニック状態だったと思います。救急車を呼ぶにも、110番だっけ? 119番だっけ? とスマホを握りしめて迷ったのを覚えています。ただ、パニックを起こしている私の頭の中に浮かんできた言葉がありました。それは「気道の確保をして!」です。起き上がろうともがく父に声を掛けながら横向きに寝かせ、呼吸しやすいように衣服を緩め、救急車を呼びました。助けられなかった。父に対する複雑な思いずっと苦しかったのでしょう。横向きに寝かせた瞬間、父は激しく肩を上下させて呼吸しました。衣服を緩めると、おなかを膨らませて、腹式呼吸を始めました。また、救急車が到着するまでの間、父は何度か、嘔吐しました。それも、横向きに寝かせたおかげで、すべて口から吐き出すことができました。救急車が到着したとき、大げさなようですが神様に見えました。救急隊の方はオロオロしている私と母を気づかってくれ、小雨の降る中、担架に乗せた父の顔が雨に濡れないようにと、救急車に乗り込むまでずっと傘をさし続けてくれました。温かい対応に感謝しかありませんでした。父は、病院に搬送されましたが、残念ながら助かりませんでした。私がもっと早く父の体調の変化に気付けていたら助けられたかもしれないという強い自責の念と、倒れたときにたまたまそばにいて、ひとりで逝かせずに済んだことに対する感謝の思い。しばらくの間、この2つの感情を行ったり来たりしていました。学んでおいてよかった、救急隊員の教えしばらくたって、父が倒れたときのことを落ち着いて思い出せるようになったころ、あのとき、突然のことでとても混乱していたのにどうして気道確保という言葉が頭に浮かんだのだろう?と不思議に思いました。そして、思い出したのは、20年以上前に参加したセミナーの、救急隊員さんのお話でした。応急手当のセミナーだったと思うのですが、そのときに現場で勤務している救急隊員の方のお話が聞けました。プライバシーを配慮しつつ、実例を挙げて話されて、その中でとても印象に残ったお話です。「家族が倒れると、皆さん動かさないほうが良いと思って、救急車が来るまでそのままの状態で待っている。しかし本人も苦しいので、安全な場所でラクな体勢にして気道を確保してください。今日は気道の確保だけ覚えて帰ってください」というお話でした。人工呼吸や心臓マッサージなど過去に何度か学びましたが、いざというとき、これは私にはできないだろうと思っていました。でも、気道確保ならできる。私はそのとき、気道確保のイラストをしっかりと見ました。横向きの体勢です。これだけ覚えようと思った記憶があります。その記憶は、20年後にとても役に立ったのです。まとめ父が倒れたとき助けになったのは、かなり以前に学んだ救急隊員の方の教えでした。過去に何度か応急手当の講習を受けていたのも役立ったのかもしれません。あのときのセミナーに参加していなかったら、混乱していた私に気道確保など思いつきもしなかったと思います。倒れた父に、少しだけでも何かしてあげられたという記憶は、私の慰めにもなっています。救急隊の皆さんには、病院搬送のときも気づかっていただき、今でも深く感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。イラスト/おんたまウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ころふじ(55歳)夫婦と義母の3人暮らし。 父が急死したため、実家でひとりになった母の元へほぼ毎日通ってお世話している。介護だけの毎日でうつになりそうなところを在宅ワークに救われていると感じる。
2024年02月05日■これまでのあらすじ結婚して以来子どもを望んでいた美咲だが、夫の拓也はその生い立ちから親になる勇気が出ず、非協力的になってしまっていた。思い悩む美咲を必死すぎて嫌とまで思っていた拓也だったが、先輩のアドバイスから美咲と話し合いを重ねてついに妊活をスタート。しかし1年後、待望の妊娠がわかるが、流産してしまう。数年後、美咲は赤ちゃんと生活するが、拓也が子育てに参加しないことに寂しさを募らせていた。そんなある日、拓也の態度にしびれを切らした美咲は「私たちに関心を持って」と訴える。しかし拓也に今は一緒にいたくないと言われ、美咲は拓也の心配が的中したと言う。「拓也は親になれなかった」のだと…。■親になれなかったのは夫だけ?■そんなこと言える立場?「拓也は親になれなかった」と口にした美咲に、拓也は「俺だけが親になれなかったのか?」と問いかけます。すると、育児を全部自分に押し付けて、帰宅しても何もしない、それに加え飲み歩くようになって、自分と花ちゃんと触れ合うことを避けているクセに…。「なんで被害者面してるの?」ハッキリと言い返す美咲に、拓也は「親になれないのはふたりの問題だ」と言うのですが、それはいったいどんな意味なのでしょうか?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月02日外出先のトイレで下着にあるものが付着しているのを発見した私。「何か大きな病気なのかも……」と不安になっていたところ? トイレでビックリ中学1年生のころ。休日に、母と仲良しの友だち親子と一緒に買い物に出かけた私。ショッピングを満喫して帰ろうとしたとき、私はお手洗いに行くことにしました。 トイレに入りズボンと下着を脱いだ瞬間、まさかの光景が。なんと下着に血がべっとりとついていたのです! 何が起きたのかわからずフリーズした私。とりあえず、トイレットペーパーで下着についた血を拭き取ってみたのですが、染み付いておりきれいにならず……。 まさか…病気?私は「何か大きな病気にかかったのでは?」と不安な気持ちになってしまいました。というのも当時、テレビで隠れた病気のサインを紹介する番組があり、ガンなど大きな病気のサインとして吐血や下血などの「出血」が絡んでいたことを思い出したからです。まさか自分が……と私は大ショック。 きっとこの出血を家族に打ち明けたら悲しむに違いないと思い、誰にも相談する気になれなかった私。また血が出てきたら怖いからとトイレットペーパーをぐるぐる巻きにして下着に挟み、母たちの元へ戻り帰宅しました。 たまらず母に相談しかし、帰宅後トイレで下着を確認するとさらに出血が。「このまま出血が止まらなかったら……」と不安が大きくなった私は、母と2人で話せるタイミングを見計らい打ち明けることにしました。すると、母はクスッと笑い、「それ生理が始まったんじゃないかな?」と言いました。 大きな病気かもと思っていた私は、ハッと目が覚め、そういえば小学生のころに「生理」って授業で習ったなと思い出しました。そして一気に不安だった気持ちが解け、「これが生理なのか~」とすごく安心しました。 初めての生理は、自分が想像していたよりもしっかり血が出ていて病気かもと不安になった私。学校の保健の授業でしか習っていなかったこともあり、初潮を実際に迎えたときに適切に対応するのは難しかったです。今は1人の娘がいる母親になったので、大きくなったら生理について詳しく教えてあげたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/杉野 ひまわり作画/加藤 みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年01月31日遠距離にある実家で、父が倒れ緊急入院。嚥下障害(えんげしょうがい)が悪化し、胃ろう(胃に穴を空けてカテーテルを介して直接栄養を摂取する方法)か静脈栄養で栄養補給するか、このまま低栄養状態で様子を見るかという判断を迫られる事態になりました。意識のはっきりしない本人に意思確認はできず、選択は母と兄と私にゆだねられました。日ごろ離れて暮らす家族が話し合った体験談です。父が救急搬送、即入院私の実家は遠く、車でも電車でも片道10時間はかかる距離。80代の父と母が2人で暮らしていたのですが、夏の盛りに「夕べ父さんが倒れて緊急入院した」と、私と同じく他県に住んでいる兄から連絡が入りました。どうにか駆け付けようとしたところ、兄から詳しい情報が入りました。「肺の感染から高熱が出て動けなくなったらしい。命に関わる危機はとりあえず脱したって。仕事の都合がついたから、明日から行ってみる」とのこと。とりあえず実家から3時間ほどの隣県にいる兄が帰省し、母と合流しました。しかし、新型コロナ感染対策の続く病院では面会が制限されていて、母と兄は数日たっても父と会うことができませんでした。病院からの連絡によると、熱は下がり意識はいくらかあるものの低栄養状態にあり、このままでは回復は難しいとのこと。肺の持病もあるので、いろいろ検査をしているということでした。家族にゆだねられた決断仕事の都合で自宅に戻った兄と入れ替わるように私が実家に到着すると、「病院からさっき連絡があってね。明日にも家族面談できませんかって」と母。母はかなり疲弊している様子でした。兄は来られず、母も体調が悪かったので、面談には私がひとりで行くことになりました。病院では、医師から「お父さまは今のままでは栄養を十分にとることができずに衰弱していきます。検査の結果、嚥下(えんげ)に障害があり肺に持病もあるので、今後口から食べるのは危険でしょう。感染症の懸念はありますが、早急に手術して胃へ直接栄養物を入れる穴を作る胃ろうにするか、血管にカテーテルを埋め込んで栄養液を補給する静脈栄養に切り替えるかです」と伝えられ、本人に意向を確認できない状態なので、急ぎ家族で判断してくださいと言われました。私は実家に戻り、母に聞いた通りを伝えました。そして電話越しの兄も交え、夜遅くまで3人で話し合いました。父は以前、「母さんの(母の作る)ごはんが食べられなくなったら終わりでいいからな」と話していました。でも、実際そのときを迎えてみて、私たち3人は、食べられなくなってもいいから父には少しでも回復して生きていてほしいと願うばかりでした。ただ、母はため息をつき、じっと考え込んでいました。父の意向を聞かないまま父の体のことを決められないと。母の苦悩と願いに寄り添う父に会わないまま判断を下すことに抵抗を感じている母に、翌朝私は提案しました。「お父さんに会えるように、病院に頼んでみようか」と。すると母はすっと顔を上げ、強くうなずきました。すぐ病院に、「特別に父に会うことを許可してほしい。治療方針を決めるために必要なのです」と申し入れ、どうにか許可を得ることができました。病院に着くと、母はベッドで目を閉じる父に呼びかけました。布団の中で痩せ細った父の足をさすりながら、反応のない父に何度も「胃ろうって知ってるよね? 血管から栄養をとる方法もあるんだって。そのどっちかでいい?」「まだ、もう少し頑張ってくれる?」と繰り返しました。結局、もうろうとしていた父からはっきりした回答を得ることはできませんでした。でも、母は父に会って言葉を掛けたことで決心がついたようです。病院には胃ろうか静脈栄養のうち、可能なほうの措置でお願いしますと伝えました。父なら私たちの「生きていてほしい」という願いを受け入れてくれるだろうと思えました。まとめ父はその後、結局カテーテルを埋め込んでの静脈栄養となりました。栄養状態が少し改善して、週1回母が訪れると、呼びかけにうなずく程度には回復することができました。今はこの状態の父を受け入れ可能な介護施設を探している段階です。今回、遠距離にいて漠然と老親の健康を祈るだけの段階は過ぎたと実感しました。距離はあっても家族で話し合う時間を取ることが大切だと思える体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/あさみ(55歳)平日はお勤め、週末は農業。夫、子ども、義父母と暮らしている。多忙でも趣味やスポーツの時間はなるべくキープ。育児、介護、町の行く末までいろいろ気になる。
2023年11月04日皆さんは若かったあの頃、どうしても親を許せないと感じたことはありますか?今回は、10代の頃に「実の親でも許せない!」と感じたというエピソードを紹介します。イラスト:しのささむつ大学受験のとき…大学受験のときの話です。私はほぼ無名の地方公立高校から旧帝大を目指していました。私が夜遅く出歩くのを親がいい顔しなかったので塾にも行かず、高校1年生の時から毎日10時間以上勉強して、なんとか現役で第一志望に入ることができました。親に合格を知らせたら、「合格させてやった感謝がない」と叱られました。叱られた理由出典:愛カツ親が言うには、私が合格できたのは毎日勉強できる環境を整えた親のおかげ(家の手伝いをさせなかった・バランスいい食事を出してやった・勉強にうちこめる経済状況である)であって、同じ環境なら誰でも合格できるそうです。だから本来なら「合格させてくださってありがとうございます」と言うべきなのに、その言葉が真っ先にないのは性格がおかしいと言われました。ちなみに親は私の合格をすぐ吹聴し、近所で「子供を優秀大学に入れた親」としてチヤホヤされていました。(33歳/女性/研究職)親の協力も重要だけど…もちろん志望校に合格するためには、親の協力も重要かもしれません。でも自分の両親には最初に「合格おめでとう」と言ってほしいものですね…。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年09月17日季節の変わり目などに体調を崩しやすい人がいますが、それは子供も同じ。学校などに行くこともままならず、家でゆっくり休む日もあるでしょう。『子供の病気あるある』ユウコトリトリ(yuko_toritori)さんは、『子供の病気あるある』をテーマに描いた漫画を公開しました。ある日、子供が『不気味なほど大人しかった』ことから、病気が発覚し…。病院に連れていったところ、その場ではなんともなかったのに、帰宅するとまた体調不良に。熱さましに冷却シートを貼っていたら、いつの間にかはがしてしまったのか、洗濯物から出てきたこともあるようです。また、病気で休んでいる子供には、菩薩のように優しく接する投稿者さんですが、治ったら元通り!そして、看病していなかった家族がなぜか病気をもらってしまうのでした…。【ネットの声】・ほんと、家ではゴホゴホしてるのに、診察時にはピタリと止まるのはなんでだろう…。・看病していない人にうつる話で、爆笑してしまいました!ほんまそれ!・病気の時は「元気になってくれればそれで…!」と思うのですが、治った途端に通常モードに戻っちゃいますよね。・もう、何もかも『あるある』すぎて!よく分かることだらけです。作中の『あるある』ネタには、共感のコメントの数々が届いたようです。病気は、かかり始めが肝心。子供の様子がいつもと違ったら、できるだけ近くの病院にかかるようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月16日当時44歳の父は、就寝中に突如下腹部を蹴られたような痛みを感じて目が覚めました。同時に猛烈な吐き気に襲われ、何度も嘔吐したそうです。母に救急外来へ連れて行ってもらい、CT検査をしたところ、尿管結石との診断結果。結石が排出されるまでに約10カ月かかった父のことをお話しします。★関連記事:「驚愕!」顔面蒼白、血尿が止まらない夫…いつもの尿路結石症だと思っていたら即入院、手術の事態に!夜中、激痛に襲われた父父が44歳のときの話です。父は就寝中、突如下腹部を蹴られたような痛みを感じ、目が覚めました。同時に猛烈な吐き気に襲われ、何度も嘔吐したそうです。激痛に耐え切れず母を起こし、明け方4時に家から近い救急外来を受診しました。そこでCT検査をしたところ、尿管結石であるとの診断結果でした。痛み止めの点滴を打ち、医師からは「そのうち結石が出るだろうから様子を見ましょう」とのこと。しかし、そこで父はがっかりする体験をしたのです。父が点滴中、救急車で急患が運ばれてきたそうで看護師同士の「あー、緊急手術入りたくないな」という話が聞こえてきたのだとか。父は「忙しいのはわかるけど、その言い方はないな。もし、また痛みが再発してもこの病院はやめよう」と思いながら点滴を受けたそう。その後、しばらくは痛みが引いていたのですが、3日後の日曜日に痛みが再発。痛みから嘔吐が止まらず、病院へ行くことにしましたが、前回の病院はやめて家から30分ほど離れた当番医の泌尿器科を受診しました。そこで座薬をもらい、痛みを抑えたそうです。医師から「水をたくさん飲めば自然に結石は排出される」と指導を受けた父は言われた通りにしますが、なかなか結石は排出されませんでした。結石の痛みにひたすら耐える父それからも何度か痛みはあったものの、なんとか耐えられるレベルだったそう。父は尿管結石の原因や対処法を調べました。すると、尿管結石の原因とされる運動不足、大食いで肉類の摂取が多い、糖分・塩分の取り過ぎという食生活の乱れに自分が当てはまっていることを自覚します。尿管結石になるまで身長168cm、体重70kg近くあった父はおなかもぽっこりと出ていました。夕食を大盛り食べた後にスナック菓子を食べたり、休みの日は特に趣味もないのでほぼ外出せず、リビングでゴロゴロしたりしている生活。「これを機にちょっと変わらないといけないか」と思った父は、そこから生活習慣を見直すようになりました。1日の水分摂取量を意識し、母に食事内容を管理してもらうようお願いしました。大盛りご飯と夕食後のスナック菓子、1日に何度も飲んでいたブラックコーヒーもやめて、夕食後は週2、3日でウォーキングをスタート。2カ月ほど食生活の見直しとウォーキングを続けた父の体重は3kgほど落ち、ぽっこりおなかも少しは解消されて見た目にも変化が現れました。しかし、ウォーキングをしても食生活に気を付けても結石は排出されず、最初に痛みを感じてから5カ月後の仕事中に再度激しい痛みに襲われたのです。職場の人に泌尿器科まで連れて行ってもらった父は再度点滴を受けて、激痛をしのぎました。結石の排出まで10カ月かかりそれからまた半年後、外出先で「ちょっと痛むな」と思いながらエレベーターに乗車し、降りる途中にスッと結石が動いた感覚があり、急に痛みが引いたことにびっくりしたそうです。そして、そこから数日後の外食中、これまでとは違う激痛に襲われることに。「これはまた結石の痛みか?」と思った父がトイレに駆け込んだところ、ポチャン! と尿と一緒に小さい結石が排出されました。約10カ月痛みに耐えた父はひと安心し、思わず笑みがこぼれたそうです。トイレに浮かぶ結石を見て「こんな小さくても強烈な痛みを引き起こすってすごいな」としみじみ感じたそう。尿管結石になった知人から、激痛の証として結石を回収し保管しているという話を聞いていた父は、排出に10カ月もかかったので回収するつもりでしたが、外食先のトイレだったので回収はやめたそうです。父は結石が排出されてからも、再発防止のために食事量や水分摂取量をきちんと意識し、ウォーキングも継続しています。父いわく、尿管結石はもう二度となりたくない病気だとか。しかし、尿管結石がきっかけでこれまでの生活習慣を見直すことになり、6kgほどの減量に成功した父にとっては、ある意味いい経験になったのかもしれません。まとめ父の尿管結石は、結石が自然に排出されるまで約10カ月かかりました。普段は少し風邪を引いただけでも大げさに「つらい」とアピールしている父ですが、激痛によく何度も耐えられたなと感心しています。尿管結石になるまで、これまでさほど運動もせず、好きなだけ食べている生活を送っていたぽっちゃり体形の父。しかし、尿管結石になったことで食生活の乱れなどが関係していることに気付き、生活習慣を見直すきっかけになりダイエットにも成功しました。尿管結石は再発しやすいそうなので、またあの激痛を経験することがないように、引き続き生活習慣に気を付けて健康でいて欲しいなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。取材・文/MISATO著者/MISATO産後の物忘れの悪化に悩む2人兄妹のママライター。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすることです。
2023年08月18日ある日、仕事を終えて家に戻ると、母が背中の痛みを訴えました。初めは神経痛か、循環器に何か問題があるのかと思いつつも原因がつかめずにいました。後に水ぼうそうのようなものが脇にでき始め、皮膚科を受診するととある病気が判明したのです。動くと痛みが走る、つらい病気を発症した母の体験をお話しします。★関連記事:突然、肩に痛み、赤い発疹が広がり…免疫力の低下から思わぬ病気を発症!【体験談】突然背中が痛いと言いだした母ある日、仕事を終えて家に戻ると、母が「背中が痛い」と言いながらソファで横になって背中をツボ押し器で押していました。私が「腰痛?」と聞くと「わからないけど、朝から違和感があって、だんだん痛くなってきたんだよね」とのこと。そのときはただ背中が痛いだけで、何が原因なのかわからず、神経痛なのか、はたまた別の病気なのか……と不安を抱えつつ、湿布を貼って様子を見ることにしました。次の日の朝、母が焦りながら「脇に何かできたみたい」と言うので、見てみると水ぼうそうのような発疹が少しだけできていました。母は過去に一度水ぼうそうになったことがあるため、私は今回の症状はおそらく帯状疱疹だろうと予想しました。その日の母は、昨日に引き続き「まだ背中が痛い」と口にしていましたが、仕事を休むほど痛くはないということで仕事帰りに皮膚科に行くと言いました。そして、母が仕事帰りに皮膚科を受診した結果、私が思った通り帯状疱疹と診断が下りました。「原因は断定できませんが、仕事の疲れと加齢で免疫力が劣り、体の中にあったウイルスが活性化してしまったのではないでしょうか」と医師に言われたそうです。処方された薬はウイルスに効くものと痛みを抑えるものなどで、これを飲めば症状は落ち着いていくだろうと、母はこのときは思っていたようでした。もらった薬が効かない!?次の日の朝にリビングへ行ってみると、母が「もらった鎮痛剤では全然効果がなくて、背中がすごく痛い」と言いながら、あまりの痛さにソファでぐったりしていました。こんな状態じゃ仕事には行けないと早々に判断したようで、母はすでに職場に休みの連絡を入れ、もう一度皮膚科に行こうと思っていたようです。母は何もしなくてもかなり痛い様子で、「車を運転するのもしんどい、皮膚科に連れて行ってほしい」と言われました。幸いにもその日は私も仕事が休みだったので、母を皮膚科に連れて行くことに。診察後、今度は抗ウイルス薬と塗るタイプの局所麻酔薬を処方されました。帯状疱疹は母自身では手が届かない背中に広がっているので、私が塗り薬を患部に塗ることに。帯状疱疹の部分に薬を塗っていると、母は「痛い痛い~」と声を上げ、かなり症状が悪化していたようでした。薬を塗った後は薬をしみ込ませるために、ラップで覆います。しばらくしてラップを外すと、薬のおかげか少しだけ痛みが和らいだようですが「動かなかったらまだ大丈夫だけど、動いたら地獄のような痛みが走る」とのこと。母は「こんなに痛かったら仕事も家事もできたものじゃないから、せめて痛みが耐えられるレベルに落ち着くまでしばらく休むよ」と言い、家事は私や父に任せて安静を心がけました。結果、発症から4日目の夜には痛みがかなり治まり、5日目には仕事に復帰しました。そして、痛みがほぼ治まったのは発症から7日目くらいになってからでした。痛みは人それぞれ違う医師によると帯状疱疹は痛みに個人差があるようで、痛みがまったくない人もいれば夜に痛みで目が覚めるくらいひどい人もいるようです。母は後者でウイルスの炎症で神経が刺激され、背中に痛みが出たようでした。実際、帯状疱疹の炎症が引くとともに背中の痛みも引いたようです。また、今回の件で帯状疱疹についてインターネットで検索したところ「帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)」という痛みが数カ月〜数年間も残ってしまう後遺症があると知りました。そのことについて母に話したところ、医師から「症状が出てから72時間以内に薬を飲んだから大丈夫」だと言われたそうです。母は「今回は早く気付くことができたからよかった」と言っていました。今回のことで母は、私が小学生のころに帯状疱疹になったときを思い出したようで「右腕がブツブツだらけで1週間はランドセルで登校ができなかったけど、痛みは感じてなかったよね。本当に痛みは人それぞれなんだね」と話してきました。それを聞いて「私はまだマシなほうだったんだな」と思いました。まとめ帯状疱疹で痛い思いをしている母はとにかくつらそうでした。ですが、今回は症状に気付いてすぐに病院に向かい、後遺症が出ることもなく完治したためひと安心しています。帯状疱疹は、一度かかれば免疫が付いて再発しにくくなるものの、免疫力が落ちれば何度でも再発する可能性があるそうです。今回の件で、帯状疱疹はもちろんですが、病気に気付くのが遅れると症状が悪化して後遺症が出る場合もあるため、今後は体のどこかが痛むときは早めに病院を受診するようにしようと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。取材・文/サクライラスト/サトウユカ著者/サクラアニメ、イラスト、ゴルフが好きなのんびり屋。自閉症スペクトラムとADHDを持っており人間関係に苦労しがちだが、克服しようと奮闘中。
2023年08月13日私の両親は私が高校生のころに離婚し、それからは父と兄の3人暮らしでした。そして時がたち、私が結婚して実家を離れたことがきっかけで、父の食生活が偏り気味になってしまいます。この食生活の偏りがきっかけで、父は命に関わるほどの大きな病を発症してしまったときのことをお話しします。★関連記事:高血圧はなぜダメなの?「サイレントキラー」を見逃さない&血圧を下げる新習慣【医師解説】父の体調の変化を心配し父は昔から、私が食べられないほどの辛いものや、塩分の多いものばかりを好んで食べる不健康な食生活を送っていました。私が物心ついたころにはすでに母と離婚していたため、食事管理は私の担当です。父の健康を気づかい、薄めの味付けをしても醤油などを追加してかけるので、「塩分が高いものは健康によくないから控えるようにして!」と、時には厳しく父に言ったこともありました。しかし私が結婚し、実家を離れてからというもの、父の食生活は再び不健康になっていたようです。1歳年上の兄が実家で父と暮らしていましたが、父とは反りが合いません。栄養のあるものを食べているのか心配だったので、私は定期的に父の様子を確認しに実家へ帰るようにしていました。実家に帰るたびに、カップ麺などの塩分が多そうな食べ物が山のように置かれている光景を目にします。あるとき、父は「毎日頭痛がする」と言いだしたのです。心配だったのでその数日後にも実家に行き父に聞いてみると、どうやら日常的に頭痛は起きているようでした。父は病院嫌いで、余程のことがない限り病院を受診しないため、痛みをごまかすために市販の頭痛薬を服用していたようです。実家へ帰るたびに父の顔色は悪く、どんどんとげっそりしていく様子が見受けられました。心配になった私は、父に一度きちんと病院を受診するように勧めましたが、父は私の言葉には耳も貸してくれませんでした。父の勤務先から着信がある日の仕事の休憩時間、ふと携帯をのぞくと、父の勤務先からの10件以上の着信がありました。普段父の勤務先から電話がかかってくることはなかったため、父の身に何かあったに違いないと思いすぐに電話をかけ直しました。すると、父が勤務中に倒れて救急車で搬送されたとのこと。私は仕事を切り上げ、急いで父の搬送先の病院に向かいました。勤務先の方が父に付き添ってくださっているとのことだったので、私も病院へ向かっている旨を伝えるために、勤務先の方に連絡。その方が、父が倒れたときの様子を教えてくれました。父は勤務中に何の前触れもなく倒れ、搬送時には意識がなかったそうです。昔から父は自分を犠牲にしてでも周囲には迷惑をかけたくないという性格でした。私が幼いころ、外出した際に知り合いと偶然出会い、笑顔で元気に接していた父を見ていましたが「実はあのとき体調がかなり悪かったんだ」と後から聞かされていたことも。おそらくこの日も、交通誘導員であった父はその場を離れると交通状況に支障が出ると思い、体調が悪かったにもかかわらず我慢していたのかもしれません。意識がないと聞いた私は、「あのとき、自分が無理やりにでも病院に連れて行けばよかった」「このまま父の元気な姿を見られなくなるかもしれない」と思うと、病院へ向かう車内で涙が止まりませんでした。父が倒れた原因は…父の職場の近くにある病院では処置ができないとのことで、少し遠方の病院に父は搬送されました。搬送先の病院は、私の職場から1時間以上かかることが予想されたため、到着するまでに時間がかかると思い、一度搬送先の病院へ電話をかけることに。すると、父の担当医から「今、脳出血を起こしている状態です。今すぐ手術をおこなわないと危険な状態なので、手術の同意をいただけないでしょうか」と言われました。私は突然のことに頭が真っ白になりましたが、それ以上今は成すすべがないとのことだったので「手術をお願いします」と伝えました。その後も私は車内で「手術が成功したとしても元気な父には会えないかもしれない……」などとよからぬことばかりを考えながらも、父の病院へ急ぎました。病院へ到着し看護師から入院の案内などの説明を聞いていると、手術を終えた父を乗せたストレッチャーが私の前を通りました。父の顔を見ようと近付くと、最後に実家で会ったときとはかけ離れた姿の父が。父の周りにはたくさんの管があり、頭は包帯で巻かれた状態だったのです。そんな父を目の当たりにし、私の気持ちはずっと落ち着きませんでした。担当の医師から、高血圧による脳出血を起こしていたことと、出血の範囲が広かったため後遺症が出るかもしれないという説明を受けました。まだ意識は回復しておらず、油断できない状態にあるため、しばらくICU(集中治療室)で様子を見ることに。そしてICU(集中治療室)での入院から2週間ほどして、病院から「状態が落ち着いているので、本日から普通病棟に移りますね」との連絡がありました。まとめ幸い父は一命を取り留めることはできましたが、右手足の麻痺と言葉が出にくくなる失語症という後遺症が出ました。医師と話した際に、脳出血が起こると頭痛を伴うことがあるということを聞き、実家に帰ったときに父が訴えていた頭痛が前兆だったのかもしれないと感じました。私が結婚して実家を出てからの父の食生活は不健康だったに違いありません。父の好む辛い食べ物や塩分の多い食事も、脳出血の原因の高血圧につながったのでしょう。食生活を見直すことも大きなポイントですが、今後父の体に異常があったときには、遠慮せずに強く病院への受診を勧めようと心に誓いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/akaringo元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしています。
2023年07月15日親はいつまでも元気でいてくれる気がしていました。あちこちガタが来てはいても、車の運転ができて、自分で動けて、まだ働いている。子どもの送迎もしてくれて、買い物にも行ける。そんな自分の考えが甘いことを思い知らされることがありました。70歳を過ぎた父親が脳卒中と動脈瘤を患い、少し前まで車を運転できるほど元気だったのが、体の自由がきかなくなり介護を余儀なくされるかもしれないという現実が急に迫ってきたという体験談です。★関連記事:「今のうちに自分の好きなことをしたい!」祖母の施設入居をきっかけに母の介護を考えることになりきっかけは膝の手術両親も70歳を超え、いろいろと持病を抱えるようになりました。両親ともに血圧が高いので、毎日の血圧測定と血圧の薬の服用は必須です。さらに母は甲状腺の数値が安定しないので、その薬を飲んでいました。父は体を動かす仕事なのにもかかわらず膝が悪く、2年前に手術をすることになり、その際の精密検査でカリウムの数値が悪いことが判明! 医師から果物、特にバナナはカリウムの数値が悪くなるので控えるように言われました。ただ、果物が大好きな父はついつい好物のバナナや果物を摂取してしまうため大量の薬でコントロールするようになりました。父の急病を知らせる電話が!ある日鳴った、早朝の電話の呼び出し。出てみると慌てた様子の母からでした。「お父さん、手がしびれて動かないって言っている。救急車を呼ぶから来て!」と。半年ほど前も最高血圧が200を超えてしまい、念のため救急車を呼んでいました。前回救急車を呼んでさほどたっていないため、母も短い期間に再び呼んで良いのか迷ったそうです。でも、手がしびれて動かないという事態に母も何かを感じ取り、即119番。6時45分くらいに父が新聞を取りに行く→手がおかしいことに気付く→母に手が動かないことを伝える→7時少し前に母が救急車者を呼ぶ。救急車を呼ぶまで10分でした。検査の結果は脳梗塞。異変に気付いてからの行動の早さに医師も感心されていました。血栓を溶かすための薬が投与され、さらなる検査の結果、動脈瘤が2個見つかりました。半年前に血圧の上昇で救急車を呼んだ際の検査で動脈瘤が発見され、現在は経過観察中でした。そのときは1個だった動脈瘤が2個に増えていました。小さい会社を母と2人で経営している父は、自分が動脈瘤の手術をすることで会社がストップすると思い、これまで手術に踏み切れなかったようです。しかし、今回はさすがに腹をくくってくれたらしく、手術を承諾してくれました。残ってしまったまひ動脈瘤の手術は成功し、その後の経過も順調です。影響があったのは脳梗塞のほうでした。治療が早かったため、深刻なまひは残らずに済みましたが、左側に後遺症が出ました。最初にしびれた左手はいまだに動かしにくいまま、左足は歩けるものの以前のようにスタスタとはいかずに歩くとつらそうです。リハビリの効果もあり日常生活には支障はないものの、疲れやすくなり、横になることが増えました。次回また同じように脳梗塞が起こったら、今回のような比較的軽い後遺症では済まないと医師からも言われています。そうなれば年齢から考えても介護が始まります。体も大きく体重もある父を介護するには、母ひとりでは無理。そのため、今回のことで実家の経済状況や今後のことを真剣に考えることになりました。施設に入るにしても自営業の父にはお金もさほどなく、足の悪い母には無理はさせられず。わがままで頑固な父が素直に施設に入るとも思えません。かといって子どもにお金がかかり、家族のある私と兄弟が仕事を辞めて介護に専念することもできません。今までおざなりにしてきた問題が、自分に迫ってきた感覚です。ある程度のお金を残しておくこと、兄弟と母とでこれからのことを話し合うきっかけとなった父の入院、手術でした。まとめその後も父の血圧や体調に一喜一憂する私たちなのですが、年齢を考えても今どうなってもおかしくないことは事実なので、覚悟しておかなければと考えております。次回脳梗塞を再発し、深刻なまひが残った場合は今のようにフルタイムで私が働きながら介護を手伝うのは難しいため、ヘルパーの方や福祉の手を探しながらになると予想しております。家族だから乗り越えられるというような甘いものではないことはわかっているので、母や私が破綻しないような策を考えていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/まさみ(45歳)中学生と小学生の男の子を持ちフルタイムで働いている。昨年化粧品メーカーを辞め、別の業種に。慣れない仕事と化粧品業界のときと変わらない「女同士の上辺の関係」を生暖かく苦しみながら見つめる日々。帰れば子どもの送り迎えと家事に追われ、趣味だったスキンケアもできずカサカサな肌となる。
2023年03月29日こんにちは、まぼです。息子のよいたんと、娘のしおさん、2児の母です。今回は、ずっと描きたかった子どもの病気と、仕事とのバランスについて漫画にしようと思います。■仕事さえなければ…■使えるものは使え!?幼い子を育てながら働いているとぶつかるのが、子どもの病気による保育園や幼稚園のお休み。よいたんも保育園に入園した年の夏はほんとに病欠が多く…、夫婦で乗り越えた修羅の夏でした。そしてこれを描いているとき、しおさんが同じ洗礼をたくさん受けていました。次回は、子どもが病気になったときの乗り越え方? というか頼ったサービスなどについて描こうかと思います。次回に続く「働く私と病気の子どもたち」(全6話)は12時更新!
2023年02月22日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。お父さんの入院手続きも終わり、帰路についたエェコさん。お父さんの過去の振る舞いや今後のことを考えていると不安になり……。★関連記事:「お父さんの保険証が…」保険証がない!? 不安要素が次々と… #預金資産ゼロの父が倒れた話 7父の病状についても心配でしたが、お金のことはそれ以上に心配でした。というのも、私の父は長年低所得者でした。若いころはなんとかなっていましたが、今は年金と給料で暮らすのがやっとの状態。しかも父はお金に対してズボラな人でした。共済保険に加入していたのですが、何かあってもそれでどうにかなると思っていたようで、お金を貯めておいてほしいという私の言葉を耳に入れてはくれませんでした。父は職場で倒れたのですが、そのときけいれんしていたそうです。そのけいれんが「てんかん」という病気だったら車の運転が2年間はできなくなるらしく……。今の父の仕事は車が必要なので、仕事を続けることは難しいだろうなと思いました。そうなったら父はどうなってしまうのか……。家賃が安いところに引っ越しするか、私の家の近所に住んでもらうかなどいろいろな考えが頭の中をぐるぐる。今後のことを考えると不安で不安で仕方がありませんでした。しかも私はストレスがたまるとえずいてしまうので、帰り道はずっと吐きそうになってしまいました。ー--------------お父さんのことを考えると不安しかないエェコさん。親にもしものことがあったら皆さんはどう思いますか?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年11月07日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。仕事中に倒れ、HCU(高度治療室)へと入院することになったエェコさんのお父さん。入院への対応を1人でおこなわなければいけないエェコさんをとある問題が襲って……!?★関連記事:「不安しかないよ」HCUへ運ばれる父。入院への対応に追われて… #預金資産ゼロの父が倒れた話 6父は脳梗塞や脳卒中ではなかったもののはっきりとした病名がわからず、検査や治療のために入院することになりました。入院するのにパジャマやおむつなどのレンタルができたのですが、値段が高く……安く済ませたほうが良いと思ったので近場にあったドン・キホーテまで走りました!パジャマやおむつ以外にもコップや歯ブラシなど入院に必要なものを買ったら1万円くらいかかりました……。病院から私の家までは片道2時間と気軽に来れる距離ではないので、パジャマは6枚と少し多めに購入しておきました。病院に戻ると看護師さんから「お父さんの保険証が見当たりません……!」とひと言。病院に来てからというもの、目玉がひっくり返りそうになる出来事ばかり!!保険証は財布に入ってないのであれば実家にあるだろうと思い、病院へは後日持って行くことにしました。ただ、保険証以外にもキャッシュカードや通帳など探さなければいけないものはたくさん。今後のことを考えると心配事が山ほど出てきました……。ー--------------エェコさんはお父さんから保険証などを入れている場所を聞いておけばよかったと思ったそう。もしもに備えての情報共有は大切なことですね。★関連記事:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1★関連記事:「体が弱っているせい?」血尿が出て病院へ、人の温かさが身に染みる #43歳で腎がんになった話 2★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年11月03日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。職場での仕事中に倒れたエェコさんのお父さんは、検査と治療のために入院することに。エェコさんはお父さんの入院対応に追われることになって……。★関連記事:「泣きそうだけど」うつろな目の父の姿…涙をこらえて面会し #預金資産ゼロの父が倒れた話 5脳のCT検査をしても病名が判明しなかった父は、検査と治療のために入院することになりました。しかも入院するのは一般病棟ではなく、HCU(高度治療室)への入院に決まりました。HCUというのは一般病棟とICU(集中治療室)の間に位置付けられている部屋だそうです。ICUはドラマなどで聞いていたので知っていましたが、HCUはまったく知りませんでした。私は肉親なのでHCUがある病棟に入れましたが、付き添ってくれた父の会社の社長さんとはここでお別れ。社長さんは搬送のときからずっと父の側にいてくれて、私と一緒に父の容態について聞いてくれたりもしました。やさしい社長さんと別れて、私はHCUのある病棟まで行き父とも別れました。その後、入院に関する書類や検査、治療に関する同意書へサイン。とにかくいろいろなことがどっと押し寄せてきて……大量にサインしたことしか記憶にないです(笑)。入院中の日用品について、父が入院した病院ではパジャマが1日330円、おむつが1枚248円の費用が発生するとのこと。レンタルも病院の売店も高いので、安い店で買ってくることにしました。私はすでに母がおらず、兄弟もいません。父には妹がいますが、コロナ禍の中、東京まで来てもらうわけにもいかず……私1人で誰にも頼れないのでとても不安になりました。ー--------------入院手続きでたくさんの書類にサインしたエェコさん。病院では書類をもらうことが多いので、都度整理しておくことが大事ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年10月31日ananフェムケア連載「Femcare File」。今回のテーマは「子宮頸がんって、どんな病気?」。anan世代にとって、実は身近な病気である子宮頸がん。女性の命や体を守る検診やワクチンについて、改めて学んでみましょう。“性感染症である子宮頸がんは防げる病気だと知ってほしい。”国内で年間約1万人が発症し、3000人弱が命を落としている子宮頸がん。30~40代での発症が多いとされているが、最近は20代の間でも増えてきているのだとか。「理由のひとつに、性交渉の開始年齢の若年化があります。子宮の入り口にできる子宮頸がんは、95%が性交渉で感染するヒトパピローマウイルスが原因。生活習慣や遺伝とはほぼ関係がない性感染症なので、若くてもかかる可能性があるのです。ウイルス自体は約8割の人が一生のうちに感染するといわれていますが、自分の免疫力で大体のものは排除が可能。ただし、ウイルスの中でもハイリスク型といわれるものに感染して長年排除できずにいると、がんを発症するといわれています」(産婦人科専門医・竹元葉さん)がんを発症した際の兆候として、もっとも多いのが不正出血。「出血や痛みなどの自覚症状が出るのはわりと進行した状態。初期は無症状の場合も多いですが、検診をきちんと受けていれば比較的見つけやすいがんだと思います」若い世代は検診を敬遠しがちだが、性交の経験があるならば年齢を問わず受診した方がいいそう。「国の推奨は2年に一回ですが、発症リスクが高い20~40代は毎年受けるのがオススメ。実は私自身も毎年受けていた検診で、がんの前段階だと診断された経験があるんです。発見が早く治療後に妊娠・出産も経験しましたが、進行によっては子宮摘出の可能性も。自覚症状はまったくなかったので、検診の重要性を再確認しました」検診では、ハイリスク型のウイルスに感染しているかをチェックするオプションなどもあるという。「性交経験があってもその段階で感染していなければ、子宮頸がんワクチンを打つことでその後の感染を予防できます。ワクチンは17歳未満で打つと感染によるがんを90%近く防げるといわれており、接種率が約8割のオーストラリアでは実際に発症数が減っています。30~40代でも感染予防効果はありますし、ヒトパピローマウイルスは肛門がんや咽頭がんなどの原因でもあるので、男性が打っても有効。誰もが感染しうるありふれたウイルスだからこそ、検診やワクチン接種で自らを守る意識をすべての人に持ってほしいですね」そわんわんさんと考える。“もしも”のために何ができる?私たちが今、知っておきたいこと。若い世代でも増えている子宮頸がんとは、どう向き合うべき?現在23歳のYouTuber・そわんわんさんが、産婦人科専門医の竹元葉さんと共に考えます。体に目を向ける、それこそが自分を大切にするということ。そわんわん(以下、そわ):私の中では子宮頸がん=中高年の方がなる病気というイメージでした。20代でもなる可能性があるとか、性交渉での感染が原因っていうのは知らない人も多いと思います。竹元葉(以下、竹元):そうなんですね。今23歳であれば、子宮頸がんワクチンのクーポンが届いているのでは?そわ:届いた記憶はあるけれど、自分には関係ないかなって…。竹元:ワクチンを接種することで、性交経験がない人は約9割、すでに経験がある人でも、その時点で子宮頸がんハイリスク型のウイルスに感染していなければ新たな感染を防ぐことができます。そわ:そうなんや。そういう情報を知る機会が、今までなかった!最近ようやく生理の話題がオープンになってきたけれど、女性特有の病気やワクチンの話をすることってなかなかないですよね。どのくらいの割合で病気になるのかとか、学生時代に授業でもっと教えてくれたらいいのに。竹元:それこそ、そわさんのように親しみやすい存在の方が動画とかで発信してくれたら、若い世代にも、身近な問題だと感じてもらえる気がします。そわ:ウチが!?でも、みんなが考えるきっかけにはなるかもしれないですね。そのためには自分が知識をつけなきゃ。実は今まで一回も婦人科に行ったことがないんです。そもそも病院に行く習慣がないから、不安があってもどう説明したらいいのかわからなくて。それで放置するうちに不調に慣れてきちゃって、自分の異変に気づきにくくなっている気がします。竹元:人と比べられないから、確認しにくいですよね。不正出血などの症状がなくても、日常生活で支障を感じたら一度病院でチェックしてみた方がいいと思います。“こんな些細なことを病院で聞いたら怒られるかも?”と思わずに、気軽に受診してほしいですね。そわ:たしかに。“これって人と違うのかな?”と疑問を感じた時点で不安要素があるってことですよね。その不安を消すには、病院で診てもらうのが一番早いし確実。竹元:今はネットで調べれば情報が得られるけれど、なかには正確さに欠けるものも。自己判断するよりは、病院に来てもらう方が後悔は少ないと思います。子宮頸がん検診もそう。早い段階で見つかれば子宮を取らずに済む可能性が高くなるし、死亡率も低くなります。うちのクリニックでは、毎年お誕生日のタイミングで受診することをおすすめしているんです。そわ:自分へのプレゼント!本当に自分を大事にするって、そういうことだと思います。みんな外見は一生懸命ケアするのに、健康は後回しにしがち。何が一番大切なのかが伝わるといいですよね。竹元:そわさんの言う通り、自分の体に意識を向けることはすごく大切。まずは、生理や体の状態をアプリなどで把握しておくことから始めるのもいいかもしれません。竹元 葉さん(写真左)産婦人科専門医、sowaka women’s health clinic院長。思春期から老年期まで、ライフステージの変化に伴う様々な不安や不調に寄り添うかかりつけ医として女性をサポートしている。そわんわん(写真右)1999年2月19日生まれ、和歌山県出身。等身大の“お友達系YouTuber”として人気を博し、チャンネル登録者数は63万人超え。リアルサイズモデルとしても、注目を集めている。※『anan』2022年11月2日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・井原結衣(そわんわんさん)イラスト・別府麻衣取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2022年10月30日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。職場で倒れ救急車で病院へ搬送されたエェコさんのお父さん。処置が終わり、少しだけ会えることになったもののお父さんの様子は……。★関連記事:「亡くなったときです」父の容態を説明してくれた医師が衝撃発言! #預金資産ゼロの父が倒れた話 4父が搬送されたのは自宅から片道2時間の病院でした。病院へ向かっている間は「普段の不摂生がたたったのだろう」と楽観的だったのですが……。倒れたときや搬送中にけいれんを起こしたと聞き、入院になるかも!? と動揺してしまいました。その後、処置をしてくれた先生から話を聞いたのですが脳のCT検査をおこなっても病名はわからないとのことでした。とりあえず入院して検査や治療をしてもらうことに。それだけでもびっくりなのに先生に「次に会えるのはお父さんが退院するときか亡くなったとき」だと伝えられ、コロナ禍で面会禁止だけど特別に父に会わせてもらえることになりました。父は意識はあるものの、目はうつろでした。こんな表情の父を今まで見たことなかったので、かなりショックでした……。涙が出そうになりましたが、父に心配をかけてはいけない! と思いグッとこらえました。その結果、ヲタク特有のコミュ障大爆発。こういうときにもっとうまいこと話ができるようになりたい、そう思いました……。ー--------------薬でもうろうとしているお父さんの姿にエェコさんは驚いてしまったそう。家族の普段見ない姿を見てしまうと言葉にできない気持ちが出てきますよね。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年10月28日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。職場の倉庫で倒れた父が搬送された病院へと訪れたエェコさん。父の会社の社長さんと一緒に父の処置が終わるのを待っていると……。★関連記事:「入院になりますかね…」倒れた父が搬送中に痙攣を起こして!? #預金資産ゼロの父が倒れた話 3父が倒れたときにけいれんを起こしていたということは社長さんから聞いていました。入院になるよな〜と思いながら処置室前の廊下で、父の処置が終わるのを待っていました。処置を担当してくれた先生によると、父は搬送中にもけいれんしていたとのこと。脳のCT検査をしてもらい、出血はないので脳梗塞や脳卒中ではないと言われましたが、病名は判断できないみたいでした。ウイルス性脳炎かヘルペス脳炎を疑っていると説明してくれました。でも素人の私には何のことやらさっぱりわからず……。とりあえず脳に異変が起きているんだなあという認識でした。とりあえず入院をして検査や治療をしてもらうことに。ただ、コロナ禍ということで面会は禁止でした。すると先生から「次に会えるのはお父さんが退院するときか亡くなったとき」と言われてしまい、脳内はフリーズ。先生も内容が内容なだけに、言いにくそうな感じでした……。ー--------------コロナ禍での入院は面会もできず制限も多いですよね。気軽に会えないからこそどんな言葉をかければいいのか悩んでしまいますね……。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年10月24日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。仕事中に倒れ、救急車で病院へと運ばれたエェコさんの父。日ごろの不摂生が影響したのだろうと思いながらエェコさんが病院へ行くと……。★関連記事:「でたー!」父が運ばれた病院へ向かおうと夫に電話するも #預金資産ゼロの父が倒れた話 2父が職場の倉庫で倒れて病院へ搬送されたと聞いたとき、私はあまり深く考えず、楽観的な気持ちでいました。というのも、父は昔から少し大げさに話をする節があり……ただの鼻血でも「これは脳出血による鼻血だ!!」と騒いだこともありました。なので家族の間では「あ〜……はいはい」と父の話は話半分に聞いているところがありました。なので、今回も2〜3日くらいの経過観察をする程度の入院で済むと思っていました。家から電車とバスに乗り2時間かけて病院へ到着すると、父が働く会社の社長さんが待っていました。社長さんは私が病院へ到着するまでの間、看護師さんや医師への対応をしてくれていたようでした。ありがた過ぎて思わず涙が……。そして社長さんから父の容態を少し聞きました。どうやら父は倉庫で倒れたときにけいれんしていたそうです。詳しい容態についてはまだわかりませんでしたが、けいれんしていたと聞いて私が思うよりも悪い状態なのか……? と不安になりました。ー--------------エェコさんの代わりにさまざまなことに対応してくれたという社長さん。困っているときに助けてくれる人がいるのはありがたいですよね。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年10月17日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。「お父さんが倒れて救急車で運ばれた」と父の会社の社長から電話を受けたエェコさん。子どもたちを置いて行けず、サーフィンをしに出かけていた夫に連絡してみると……。★関連記事:「お父さんが職場で倒れて…」突然、知らない番号から電話があり… #預金資産ゼロの父が倒れた話 1父が倒れた日は平日で、2人の子どもたちは小学校へ行っていました。夫は仕事が休みだったので趣味のサーフィンをしに海へ。電話がかかってきたのは12時ごろだったのですが、父が搬送された病院はわが家から電車で2時間の距離にあり、14時過ぎに帰宅する娘を迎え入れてあげることが不可能でした。なので、夫に子どもたちの面倒を頼みたいと思いました。しかし、サーフィン中はスマホを持っていないので、電話に出てくれるかどうかわからず……。夫と連絡が取れなければ、子どもたちを早退させて一緒に病院へ行くしかないと思いました。幸いにも夫は休憩中だったようで、子どもたちが帰る前に帰ってもらうようにお願いできました!子どもたちをどうするかの問題が解決したので父が搬送された病院へ向かいました。どんな倒れ方をしたのか聞いていなかったので、このときは「日ごろの不摂生が響いたんだろうな」と楽観的な気持ちでいました。ー--------------無事夫と連絡が取れ、子どもたちのことをお願いできたエェコさん。何かあったときに自分だけではなく、家族のことも考えなければいけないのは大変ですよね。★関連記事:「え、どうして?」会社の飲み会で酔いつぶれた私を彼が待っていて #10歳下の彼と付き合った話 1★関連記事:「ぷはー」コレステロール対策のサプリを調べる妻の視線の先には… #アラフィフ主婦ちゃんねる 22★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2022年10月10日「実は、耳にはさまざまな病気のサインが現れます」そう話すのは300冊以上の著書を持つイシハラクリニック院長の石原結實先生だ。患者の顔や姿からも病気を推察するが、耳にも注目しているという。「たとえば耳たぶにシワのある人は、心臓病の可能性があります」(石原先生・以下同)耳たぶのシワと心臓病の関連を調査したシカゴ大学の研究では、「耳たぶにシワのある人」の心臓病による死亡者数は、「耳たぶにシワのない人」の約3倍にものぼるという。「体内の動脈硬化が進むと、耳たぶの動脈硬化も進み血流が減少します。すると耳たぶにある脂肪に栄養が行き渡らず萎縮して、シワができると考えられています」心当たりがあれば早めに心臓の検査を受けたほうがいい。ほかにも、耳には病気のサインが現れる。「耳の下側、耳下腺が腫れると、最初はおたふく風邪などを疑いますが、発熱も痛みもない場合は糖尿病かもしれません」糖尿病は膵臓の働きが低下して起こる。膵臓と似た働きを持つ耳下腺がパンパンに腫れている場合、膵臓の働きを補っていると考えられている。「耳の外側の小さなしこりは、痛風のサインかも。手足にできる痛風結節と同じ症状です」痛風結節は体温の低いところにできやすいため、耳の外側にもできる可能性がある。また、耳が大きくなると末端肥大症が疑わしい。成長ホルモンの分泌が過剰になる病気で、耳以外にも鼻や唇が肥大し、眉の上側の骨やあごが突出してくるという。■耳を見ればわかる病気4【 耳の外側にしこりが……「痛風」】痛風は、体内の尿酸が増え、足の指などが腫れ激痛に襲われる病気。足の指などに尿酸がたまり「痛風結節」というしこりができる人もいるが、痛風結節は耳にもできやすい。耳に痛みのないしこりができたら痛風かも。【 耳たぶにシワが……「心臓病」】心臓病の一因である動脈硬化は全身で起きるが、耳たぶで進行すると耳たぶ内の血流が低下し、元々あった脂肪が栄養不足で萎縮してシワができる。耳たぶのシワは全身の動脈硬化の状態を反映した心臓病のサインかも。【 耳下腺に腫れが……「糖尿病」】糖尿病は、膵臓の働きの低下によるインスリン不足が原因。耳の下側にある耳下腺は、膵臓と似た働きがあるので、膵臓の働きを補うため耳下腺が腫れてくると考えられる。痛みも発熱もない耳下腺の腫れは糖尿病の可能性が。【 耳が大きく腫れ……「末端肥大症」】末端肥大症は、脳下垂体にできた腫瘍などが原因で、成長ホルモンが過剰に分泌される病気。成長の止まった大人に起きると、耳などが大きくなり、目の上、眉の上側の骨や下あごが飛び出し、横顔が三日月のようになる。毎日、鏡で自分の耳をチェックしてみよう。■腎臓が悪い人は顔が土色にまた、あわせて顔全体の様子も注意深く見てみると病気のサインが現れていることも。「顔が左右非対称の場合は、脳の病気かもしれません。すぐに専門医を受診してください」片方のまぶたが閉じない、片方の口角が下がるなど顔のゆがみは危険なサインだ。脳神経は左右に分かれ分布しているが、病変は左右のどちらかで起こるため、片側にだけ症状が現れるのだそう。「顔が腫れぼったい人は、甲状腺機能低下症を疑ってみましょう。体温が低下し新陳代謝が滞り、だるくてやる気が出なくなるため、うつ病と間違われることも」さらに、顔色に重要なサインを見つけることも多いという。「腎臓が悪い人は顔色が黒ずんだ土色ですし、肝臓病では顔色が黄色くなります。また、赤ら顔の人は『血色がよい』と思われがちですが、漢方医学では血液の流れが悪い『瘀血(おけつ)』ととらえます。そのうち歯茎が茶色になって、脳梗塞や心筋梗塞、がんになる危険性もあるので注意が必要です」■顔つきや顔色でわかる病気【 顔が左右非対称……「脳の病気」】脳の神経は左右12対で構成される。脳の病気(脳出血や脳梗塞、脳腫瘍など)は、左右どちらかで起きるため、顔が左右非対称になる。【 顔が腫れぼったい……甲状腺機能低下症】新陳代謝をよくする甲状腺ホルモンの分泌が不足する病気。新陳代謝が低下するので、尿や汗の排せつが滞ってむくみやすく、顔が腫れぼったくなる。【 顔色が……いずれの場合も気にかかったら受診を!】〈赤ら顔〉脳卒中や心筋梗塞、がんなどにつながる危険性も。〈黒ずみ〉腎臓病の可能性がある。〈黄み〉肝臓病の可能性がある。鏡で顔をチェックし、病気のサインを見逃さずに早期発見・早期治療で健康を維持しよう。
2022年09月14日動物との触れ合いによって人の心を癒す『アニマルセラピー』は、ストレスの軽減などさまざまな効果が期待できるといわれています。ブラジルにある非営利団体『コレクティブ・インクルージョン』では、セラピーホースによる、障がいをもつ人たちなどの支援活動を行っています。『コレクティブ・インクルージョン』では、そんなセラピーホースたちが快適に過ごせるように、広い敷地内でのびのびと暮らせる環境を整えているそうです。 View this post on Instagram A post shared by Coletivo Inclusão (@coletivoinclusao) 病気と闘う男性のお見舞いにやってきたのは2022年の夏、セラピーホースのパソカが、ある男性のもとを訪れました。ウェブメディア『The Dodo』によると、ジョアンさんという男性は数か月前から病気と闘っているのだそう。パソカは依頼を受けて、ジョアンさんのお見舞いに行ったのです。その時の映像がこちらです。@audri.espake Que momento incrível! Gratidão Deus #gratidao #deus #emocionante #momentoinesquecível #pai #recuperacao #superacao #cavalo #amoraosanimais #equoterapia ♬ original sound - UrsulaRoets横たわるジョアンさんの胸元に鼻先を近付けるパソカ。まるで愛する人に優しくキスをするように、パソカはじっと動きません。そんなパソカの思いを感じ取ったかのように、ジョアンさんの感情があふれ出します。この様子を撮影していたジョアンさんの娘さんが感動して、動画をTikTokに投稿。すると、140万件の『いいね』が集まり、動物のもつ偉大な力に驚きの声が寄せられました。・感情が揺さぶられる、とても感動的な瞬間だね。・この馬は、男性の痛みや苦しみを感じ取っているんじゃないかな。・涙があふれた。動物は純粋な心と魂で、私たちを癒してくれる。心身が弱っている時は、誰かが心配して寄り添ってくれるだけで楽になることもあるでしょう。言葉がなくても、パソカの思いやりや優しさはジョアンさんの心にしっかりと届いたのではないでしょうか。動物がもつ癒しの力には、本当に驚かされますね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月27日皆さんは付き合っている方やもう別れた元彼、元カノからトンデモないLINEが来た経験はありますか? ウソのようなホントの話で、皆さん色々と経験がある様子…。 今回はそんな投稿から集めた「LINEエピソード」をご紹介します。父の病気が発覚したとき…20歳くらいの時にお付き合いしていた彼がいたのですが、ある時、私の父の病気が発覚し、介護や今後のことで頭がいっぱいになり、彼と別れました。別れてから、彼がメールで「家族が心配なのは仕方ないけど別れるほどのこと?」「そんなんじゃお父さんも喜ばないし、君も成長できないよ」と送ってきました。私自身もまだ若く、父親の病気のことで一杯一杯になってしまったから悪かったとは思いますが…。「支えになるよ」とか「何かあればいってね」とかそういう寄り添う一言が一つもなかったので、結果彼とは別れて正解だなと思いました。出典:lamire別れを切り出すと…私が大学生の時に、6歳年上の会社員の女性とお付き合いしていました。約3年程度付き合っていたので、私も大学を卒業し社会人として一歩を踏み出そうとしていました。その彼女とはもう別れようとこちらから切り出すとそのとき「こっそり隠れて妊娠していたのに中絶したから、中絶費用と慰謝料を払って」と言われました。避妊はしっかりとしていたので妊娠が本当だったのかは分かりませんが…なぜかLINEでその言葉を言ったきり音信不通になりました。(男性/会社員)いかがでしたか?もうお別れしているのに連絡を取ろうとする方っていますよね…。トラブルにならないようにしたいですね。以上、LINEトラブルエピソードでした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月22日多くの人が直面する親の介護問題。時間だけではなく、お金までかかったらたまったものではない。親の介護のコツは親のお金で行うこと。専門家が解説するーー。「“人生100年時代”といわれています。親の介護期間が長くなれば、そのぶん介護費用の負担も増加します。子どもが親の介護で苦しまないためにも、原則“親の介護は親のお金を使う”と決めておくことです。そうすれば、介護破綻を防ぐことにつながります」こう語るのは、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)の著者で、介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さん。「2021年度 生命保険に関する全国実態調査」(生命保険文化センター)によると、在宅介護にかかる自己負担額は、月平均で4万8,000円。施設介護の場合だと、月平均12万2,000円もかかるという。また、同調査における介護期間の平均は5年1カ月。全体の17.6%の人が「10年以上」介護をしているというから、長期化のリスクにも備えなければならない。「親の介護費用を過度に負担したことで、子どもの教育費などにも影響を及ぼし、夫婦関係がギクシャクしてしまうケースも少なくありません」(太田さん・以下同)そこで太田さんに、世話をする子どもが損をせずに、親のお金で介護費を確保するための5ステップを指南してもらった。【1】親の財産を把握する「介護費用というのは、“いくらかかるかではなく、いくらかけられるか”が大事。そのためには、親の懐ろ事情を事前に知っておくことがとても重要となってきます」(太田さん・以下同)そもそも、親がどれだけお金を持っているか。ほとんどの子どもは知らないという。「親の年金額、預貯金、株、不動産、どのような保険に加入しているか、さらに借金の有無などを知っておくことで、どんな介護ができるか見えてきます」別居している子どもの場合、親が住民税課税世帯か非課税世帯なのかさえ、把握していないケースが多いそうだ。「もし非課税世帯であれば、医療費や介護費などの負担が軽減されます。ぜひ、親が元気なうちに財産の状況を聞いておきたいですね」しかし、普段からコミュニケーションが取れている親子なら聞きやすいが、そうでない親子も多い。子どもから突然お金のことを聞かれたら、怒りだしたり、戸惑ったりする親もいるだろう。「保険の話をきっかけにするのが有効です。たとえば、“私、〇〇という保険に入ったんだけど、お父さん(お母さん)はどんな保険に入っているの?”と聞いてみる。自分の情報を開示しながら、話を切り出せば、会話がスムーズになります。話の流れで、徐々に年金や預貯金の話に広げていく」また、親の確定申告を代わりにやることで、通帳や保険内容などをチェックすることもできる。もちろん、親に介護のことが心配だからと伝えて、ダイレクトに聞いてみるのも手だ。月々の年金額も含めた親の懐ろ事情が把握できたら、月にどれだけ介護に対してお金を使えるか、見えてくる。【2】代理人カードを作る要介護状態になれば、親は気軽に銀行に行けなくなるだろう。買い物や公共料金の支払いなど、日々の細かい支払いを肩代わりしているうちに、大きな負担になってしまうことも。「年金が振り込まれる親の口座のキャッシュカードをもう1枚作りましょう。これは本人以外の親族でもお金を引き出せる『代理人カード』と呼ばれるもので、多くの金融機関が対応しています。ただし、口座名義人が申請して作るものなので、親と相談したうえで、親が元気なうちに金融機関に同行して作っておきましょう」親のために使うお金は、親の口座から引き出したもので払おう。【3】「預かり金」の活用を検討する親からまとまったお金を預けてもらう方法もある。「たとえば、親の定期預金500万円を解約して、将来介護費用として使用するための“預かり金”として、新たに子ども名義の口座を作ります。その際、親子間で“覚書”を交わす。預かり金であれば、贈与税はかかりません。介護が始まったら、その口座から費用を出金する。親が亡くなった時点で残金があれば、そのお金は相続財産となります」相続や税金のトラブルを防ぐためにも、介護にかかった費用の明細と領収書は必ず残しておこう。【4】任意後見人契約を検討する本人に代わって財産管理や介護契約などを行うことができる「成年後見制度」というものがある。「この制度は、裁判所が後見人を選任する『法定後見』と、本人(親)が成年後見人を指名して契約する『任意後見』に分類されます。後者の『任意後見』は本人の意思によって決めることができるので、親が子どもを指名できます」親が元気なうちに、任意後見契約を結んでおけば、将来的に認知症になってからの財産管理や契約などをスムーズに行える。一方、「法定後見」の場合は、親の判断能力が低下したときに、成年後見人が必要と感じた親族らが申し立てを行って、裁判所が後見人を選任する。「必ずしも配偶者や子どもが後見人になれるわけではなく、面識のない弁護士や司法書士といった第三者がなるケースが多いようです」親の口座から介護費用を引き出したい場合でも、第三者の後見人にいちいちお願いして判断を仰がないといけなくなるという……。【5】地域包括支援センターに事前に話を聞く最後は、親が要介護になっても慌てないための情報収集!「はじめて介護をすることになると、不安や疑問、わからないことだらけです。各自治体には高齢者とその家族が気軽に無料で相談できる『地域包括支援センター』を設置しています。事前に親の住む地域にあるセンターに連絡して、親が要介護になったら“どんな介護サービスを利用できるか”“費用の軽減制度は?”など、介護に関するさまざまな情報をリサーチしておく。そうするといざ介護となっても慌てずに準備できます」長期化する介護期間を乗り切るためにも、親の介護は親のお金で賄う時代なのである。
2022年05月20日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第48話です。伯母に「母のこと」で反対にあってしまったのじさんですが…?母親に相談することに出典:instagramきょとんとしている母出典:instagram実は私…出典:instagram進路について相談すると…出典:instagram私の意志を確認してくれる母出典:instagram手をとってくれて…出典:instagram背中を押してくれた…!出典:instagram意を決して相談するのじさん。お母さんは背中を押してくれましたね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月10日「病気になる原因」 と「病気が治らない原因」は自分でつくっています樺沢 紫苑 著『精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術』Audible版株式会社あさ出版(代表取締役:佐藤和夫、所在地:東京都豊島区)は、世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスであるAmazon Audible(以下オーディブル)にて、樺沢 紫苑 著『精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術』( のオーディオブックの配信を2022年3月25日に開始いたしました。今日からできる治るための心の持ち方・思考・習慣を音声でもお届け病気がなかなか治らない人、治りやすい人では何が違うのか?本書は、累計200万部以上のベストセラー作家で、精神科医として30年間に何千人もの患者を診てきた著者が、最新の精神医学と脳科学から、病気がなかなか治らない人の共通点、治るための心の持ち方・思考・習慣を紹介します。環境や季節の変化によるストレスで体調を壊しやすい時期にぴったりの1冊を、書籍版に加え音声でもお届けいたします。書籍紹介タイトル:精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術Audible版 – 完全版再生時間:4 時間 14 分著者:樺沢 紫苑ナレーション:けんぞう価格:3,000円(10%税込)配信開始:2022年3月25日ASIN:B09VRX5Z1JAudible: 【目次】第1章 あなたの病気が治らないのには「理由」がある第2章「不安」を取り除けば病気は治る第3章「悪口」が病気を悪くする第4章「受け入れる」だけで病気は治る第5章「表現する」と病気は治る第6章 家族が「寄り添う」と病気は治る第7章「感謝」で病気は治る【著者プロフィール】樺沢 紫苑(かばさわ しおん)著者樺沢紫苑精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信を通してメンタル疾患、自殺を予防する」をビジョンとし、YouTube27万人、Facebook15万人、Twitter10万人、メールマガジン15万人など、累計60万人以上に精神医学、心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している。著書は、シリーズ累計80万部の大ベストセラーとなった『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)、『精神科医が教える ストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)など30冊超。累計200万部以上。【報道関係各位】『精神科医が教える病気を治す 感情コントロール術』AmazonAudible配信開始.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日赤ちゃんの歯茎に白いブツブツができて、「もしかして歯? 」と思ったことはありませんか? わが家では息子にも娘にも白いブツブツができていました。もしかして病気なのではないかと心配し、病院を受診したときのことをお話しします。 赤ちゃんの歯茎に小さな白いブツブツが!わが家の娘が生後1カ月ごろ、歯ぐきに小さな白いブツブツがいくつかできていました。実は上の子のときも、生後2~3カ月ごろに同じようなブツブツがあったのです。 そのときは「歯が生えかけているのかな?」と思いながらもそのままにしていました。しばらくすると消えてなくなっていたので、今回も気にしないで放置していました。 今度は白い大きなかたまりが!娘が生後4カ月のころのことです。小さな白いブツブツは消えてなくなっていたのですが、今度はひとつだけ大きな白いかたまりができていました。この間まであった小さなブツブツがかたまって、大きくなったような白いかたまりです。 最初は、白いかたまりが見えているだけでしたが、しばらくするとぷっくりふくらんで、できもののようにも見えました。そんな白いブツブツの変化に心配になり、病院で診てもらうことにしました。 診断の結果は「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」医師によると、前にあった小さなブツブツも、この大きな白いかたまりも、「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」というものなのだそうです。 あごの中で歯が形成するときに残った組織が歯茎から出てきたもので、病気ではないとのこと。「生後6カ月を過ぎるころにはなくなっていくので、そのままにしていて大丈夫ですよ」と説明を受けました。特に治療も必要ないとのことだったので、娘もそのままにしています。 子どもが小さいと、何でも気になります。赤ちゃんだとなおさらです。娘の場合は心配になり受診しましたが、病気ではなくそのままで大丈夫とのことだったので、先生に診てもらってよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年01月26日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第12話です。前回、先生から母の病状と余命を告げられたのじさんですが…?【#12】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagramあと半年だなんて…出典:instagram約1年前…。出典:instagram余命より3年も…出典:instagram絶対ウソだ!
2022年01月06日子供にとって、遠足はテンションが上がる一大行事。自分が子供の頃、「遠足の前日は、楽しみでなかなか眠れなかった」という人もいるのではないでしょうか。なかッち(@nkc_papa)さんは、子供の頃に体験した、遠足にまつわるエピソードをTwitterに投稿。内容に、親目線で共感する人が相次いでいます。遠足の前日、子供のひと言に親が絶句した理由話は、投稿者さんが小学校1年生だった頃にさかのぼります。遠足に行けることが嬉しいあまり、親にサプライズで伝えようと思った投稿者さん。前日の夜、突如として、親に遠足がある旨をハイテンションで伝えました。「実は……明日は遠足でーす!」小学校1年生の時、遠足が嬉しくてワクワクして親にサプライズで教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思って前日の夜に「じつは〜……明日は遠足でーす!」って発表したらしばき回された事がある。— なかッち破天荒先生 (@nkc_papa) June 13, 2021 「親も喜ぶだろう」と思っていた投稿者さんですが、どうやら怒られたようです。子供が遠足に行くとなれば、当日のお弁当やお菓子、雨具など多岐にわたる準備が必要になります。投稿者さんの親は、「もっと早くいってほしかった…」と思ったのでしょう。投稿に対し、子供がいる人からは「親の気持ちが分かる」と共感が相次いでいます。・心臓に悪いひと言ですね…。でも無邪気!・怒る前に、思わず絶句しそうです。嬉しい気持ちは分かるけど、やめてほしくなりますね。・「母ちゃん、ごめん」と今ならいえます…。でも笑いすぎて、腹筋が崩壊しました。子供がやけに楽しそうな様子を見せていたら、遠足の予定がないかを確認しておくといいかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年06月24日赤ちゃんの歯茎に白いブツブツができて、「もしかして歯? 」と思ったことはありませんか? わが家では息子にも娘にも白いブツブツができていました。もしかして病気なのではないかと心配し、病院を受診したときのことをお話しします。 赤ちゃんの歯茎に小さな白いブツブツが!わが家の娘が生後1カ月ごろ、歯ぐきに小さな白いブツブツがいくつかできていました。実は上の子のときも、生後2~3カ月ごろに同じようなブツブツがあったのです。 そのときは「歯が生えかけているのかな?」と思いながらもそのままにしていました。しばらくすると消えてなくなっていたので、今回も気にしないで放置していました。 今度は白い大きなかたまりが!娘が生後4カ月のころのことです。小さな白いブツブツは消えてなくなっていたのですが、今度はひとつだけ大きな白いかたまりができていました。この間まであった小さなブツブツがかたまって、大きくなったような白いかたまりです。 最初は、白いかたまりが見えているだけでしたが、しばらくするとぷっくりふくらんで、できもののようにも見えました。そんな白いブツブツの変化に心配になり、病院で診てもらうことにしました。 診断の結果は「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」医師によると、前にあった小さなブツブツも、この大きな白いかたまりも、「上皮真珠(じょうひしんじゅ)」というものなのだそうです。 あごの中で歯が形成するときに残った組織が歯茎から出てきたもので、病気ではないとのこと。「生後6カ月を過ぎるころにはなくなっていくので、そのままにしていて大丈夫ですよ」と説明を受けました。特に治療も必要ないとのことだったので、娘もそのままにしています。 子どもが小さいと、何でも気になります。赤ちゃんだとなおさらです。娘の場合は心配になり受診しましたが、病気ではなくそのままで大丈夫とのことだったので、先生に診てもらってよかったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラストレーター/みいの著者:藤川智子結婚前は小学校教員、現在は幼児への音楽教育を指導している音楽ママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年05月23日夫に子どもを預けて、たまには一人でゆっくりおでかけしたいですよね。でも、家に帰ると子どもがあざを作っていたり、ひざをすりむいていたり…。理由を聞くと「大したことないよ。目を離した隙にちょっと…」と苦笑いする夫。でも、笑ってすませられることではないこともあります。東京消防庁発表の 「救急搬送データからみる日常生活事故の実態」 によると、5歳以下の子どもが事故に合う場所は約7割が家の中。つまり、ほとんどの場合は親と一緒の時に起こっており、そのうち約10人に1人の割合で入院が必要な中等症以上となっています。どうして、親がそばにいながら、子どもの事故は起こってしまうのでしょうか? その理由を紐解いていきましょう。■子どもの事故、実は「親の脳タイプ」が原因になっていることも?一般的には、切り替えがうまく、複数の異なる作業を同時進行できるのがマルチタスク悩。一方、「今、目の前のこと」を最重要と捉えて打ち込む傾向がある方は、シングルタスク悩といわれ、他の作業を同時進行で進めることは苦手なようです。どちらの悩タイプなのか、見分け方としては「1日1回以上はやり忘れがある」かどうかで判断します。例えば、ゴミ当番なのに出し忘れた、頼まれた買い物をし忘れた、郵送物を出し忘れたなど些細なことで構いません。やり忘れて落ち込むことが1日1回以上あり、それが続く人は、シングルタスク悩の傾向が強いといえるでしょう。家事育児は、さまざまなことを同時進行で進めないといけないことが多いため、マルチタスクだといえます。小さいお子さんのいるご家庭なら、夕方はまるで戦争のような忙しさ。たとえば、子どもをあやしながら夕食の下ごしらえをして、早めに子どもと一緒にお風呂に入った後は、子どもの支度をしつつ自分も身支度を整え、夫の帰宅に合わせて夕食の仕上げをし、食器を洗いつつ洗濯機を回し、子どもを寝かしつけながら翌朝の朝ごはんのメニューを考え…。こういった家事育児をこなしつつ、子どもに危険が及ばないよう常に目配りをする必要があります。そのほかにも、入浴後、必ずお風呂のふたが閉まっているか確認している、料理の後、使った包丁はすぐしまっている、包装ビニールはふた付きのゴミ箱にすぐ捨てているという方がどれくらいいるでしょうか。これらはすべて、子どもが重篤なケガをする原因となるものばかりです。目の前のことをこなすだけが家事育児ではありません。それをする(もしくは、しない)ことで、その後どういったことが起こるかを想像しながら同時進行で進めるマルチタスク処理能力が求められます。子育てでは、「まさか◯◯するとは思わなかった」「ちょっと目を離しただけなんだ」という言い訳は通用しません。自分がどちらの悩タイプの傾向があるのかをまずは把握することが大切です。■コロナ禍で子どもの事故が起こりやすくなっている?まだまだ収まる兆しの見えない新型コロナウイルスの流行が、子どもの事故を誘発する可能性があります。毎日出社していたのがリモートワークに変わり、慣れないオンライン会議を重ね、家族がすぐそばにいる環境で仕事をするなど、まったく新しい形態で働くことが求められている方は多いでしょう。しかし、シングルタスク脳タイプは、仕事とプライベートを切り離すのが難しく、頭の切り替えができない人が多いようです。また、いつもとは違うルーティンで仕事をするのも向いていません。たとえば、別室で仕事をしていても、家族の気配に気が散ったり、子どもの声が気になってオンライン会議に集中できないなどで、いつもより仕事の効率が落ちて焦ってしまうケースは少なくないようです。一方、家で仕事をするようになってお互いに気をつかう反面、大人が常にいる安心感もあるでしょう。そのため夫婦間で、「すぐ戻ってくるから買い物の間、子どもを見てて」「今日の保育園のお迎えをお願いできる?」とついつい頼みごとも多くなります。互いに「わかった」と安請け合いしがちですが、マルチタスク脳と違い、シングルタスク脳は集中しがちです。目の前の仕事で頭がいっぱいになり、子どものことをきれいさっぱり忘れてしまうことがあります。実際、仕事に集中するあまり娘さんの保育園のお迎えを忘れてしまい、夜8時頃、保育園からかかってきた電話で初めて思い出した、というケースもあります。このように、シングルタスク脳の方は、仕事をこなしながら子どもに目を配ることが苦手で、仕事に集中すると子どもの存在を頭から消してしまうため、「ちょっと目を離した隙に…」「そんなことをするとは思わなかった」という事故が起きてしまうのです。コロナ禍によるリモートワークの増加で、これまでは「シングルタスク脳のうっかり」ですんでいたことが、子どもの事故につながりやすくなっているといえます。■安心して子育てをするための事故防止と対策では、シングルタスク脳は子育てができないかと、いうとそうではありません。マルチタスクをこなすのは苦手であることを自覚し、対策を立てれば事故を予防することができます。シングルタスク脳の傾向がある方は、うっかりを防ぐために以下の2つを意識することが重要です。・時間を短いスパンで意識すること・育児のルーティンを習慣化することシングルタスク脳は、仕事に集中しすぎる傾向にあるため、短いスパンで時間管理をしたり、子どもに関わる用事を思い出す必要があります。そこで、スマホや時計のタイマー機能を上手に活用して、音や振動で子ども関連の用事を思い出すようにするといいでしょう。また、子どもに関することを、いつものルーティンと結びつけて習慣化することも大切です。例えば、子どもを保育園へ連れて行く時に忘れ物が多いようなら、出かける時にいつも持ち歩くスマホや家の鍵と子どもの荷物を一緒に置いておくといいでしょう。また、パソコンや掛け時計など、必ず定期的に見るところに、子ども関連で忘れてはいけないことをメモして貼っておくのもおすすめです。例えば、脱衣所の時計の横に「お風呂のふたは閉めた?」と張り紙をしておけば、必ずふたを閉めるようになり、目を離した隙に子どもがお風呂でおぼれる心配もなくなります。自分は、シングルタスク脳タイプとマルチタスク脳、どちらのタイプなのかを見極め、シングルタスク脳の傾向が強い方はぜひ上記の対策を試してみてください。続けていくことでコロナ禍の新しい生活様式や、子育てが習慣化し、「うっかり事故」を予防できるでしょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年01月30日