くらし情報『ついに認知症が始まった!? 入院した父が急に話さなくなったその理由は【体験談】』

2024年1月30日 11:10

ついに認知症が始まった!? 入院した父が急に話さなくなったその理由は【体験談】

父が話をしている!? 母も私も驚きました。話さない父、話す父、その違いは何だろう? 母と私は考えました。すると母がふと30年ほど前のことを話し始めました。

「父さんのお母さん、つまりあなたのおばあちゃんがね、年を取ってトイレを失敗し始めたとき、情けなくてもう生きていられないって、しばらく絶食したことがあったわ。口を引き結んで開けなくなってしまってね。どうにか説得して食べてもらったけれど、プライドの高い人でね、かなりショックだったみたいよ」と。

父にも思いがあるということ

祖母と同じように父も、自分で排泄の処理ができなくなったことが情けないと思い詰めているのかもしれない。下の世話してくれる人へ申し訳なさを伝えたくて、やっと言葉を絞り出しているのかもしれない。
そう考えると、父のことが理解できるような気がしました。

母も「私との面会では、愚痴を言いたくなくて口を閉じているのかもね。それか、長年連れ添ってきた間柄だから話さなくても伝わると気を許しているのかな」と言い、とりあえず認知症の心配は収まったようでした。

後日、母に、紙に書いた私の質問を父に見せてほしいと頼みました。
「娘からの質問だよ。

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