2021年5月17日 23:00
更年期のつらい症状はいつまで続く?終わりのサインはある?【医師監修】
「例えば関節痛などはもともとあった加齢変化が更年期で悪化していったことが考えられます。更年期を過ぎたら、加齢変化は激しくなるわけですから、良くなることは考えにくいです。
また、気分障害についても改善しない場合があります。そのときは更年期症状が自律神経失調症と名前が変わるだけです。更年期が終わったら、加齢変化によるさまざまな健康リスクが高まります。年に1度の健康診断は必ず受けるようにしてください」(駒形先生)
先生によれば、更年期にどの症状が一番つらかったかどうかが、終わりのサインを感じられるポイントということです。ホットフラッシュやのぼせがつらかった人は少し落ち着きますが、関節痛など加齢変化を伴う症状では改善したという自覚は持ちにくいそうです。
ホルモン検査で更年期の終わりを確認?
気分障害やホットフラッシュなどの症状が軽くなった気がしても、本当にこれで終わりなのか気になりますね。
本当に終わったのか、婦人科で確認することはできるのでしょうか。
「希望があればホルモン検査をすることはできますが、『やっぱりホルモンは出てないですね』で終わると思います。閉経後はほとんど女性ホルモンは出なくなるので、再確認の作業になるだけです」