くらし情報『「まさか私が乳がんに!?」左乳房を摘出。乳がんが見つかって思ったことは【体験談】』

2024年3月4日 09:10

「まさか私が乳がんに!?」左乳房を摘出。乳がんが見つかって思ったことは【体験談】

検査結果の画像データが映し出されたパソコンの画面を見ながら「詳しく調べていた左胸のここの部分、乳がんと診断されました」と、告知を受けました。

先生が手書きの図解で丁寧に説明してくれるのを目で追いながら、頭の中では「告知をひとりで受けるって寂しいな……」「今ごろ夫が心配しているな……入院となったら負担をかけるな……」「仕事のスケジュールどうしよう。お休みをもらうしかないよね……」と考えをぐるぐると巡らせていました。

最初は「がんになった自分」「周りに迷惑をかける自分」にショックを受けて落ち込んでいました。

友人に報告すると「がんは残念だけど、見つかったことはよかった。がんになるのは仕方がない。検査して、見つけて、早く治療することだよ! 」と力強い言葉。

「本当にその通りだ。
もし乳がんが見つかっていなかったらと考えたほうがすごく怖い」と、ハッとしました。

それからは「これでよかったんだ」と、入院、手術、治療に対し少しずつ肯定的な気持ちになり、前向きに進むことができました。

私の入院は、年末年始をまたいだ12日間でした。手術は全切除(全摘出)術で、左乳房を喪失。この先数年間にわたる、ホルモン療法剤の服用開始。

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