2022年2月11日 03:10
「驚き!」閉経後は総コレステロール値が2倍にも!?今すぐできる食生活改善とは【医師監修】
「コレステロールは体に必要なホルモンの原料でもありますが、閉経後はエストロゲンを生成する量が激減するため、何もしないとコレステロールが過剰になってしまいます。
閉経前の更年期前期から、コレステロール値は少しずつ増える人が多くなります。それまでの数値より上がっていることがわかったら、脂質異常症の予備軍の可能性があります」(駒形先生)。
脂質異常症を放置すると…
「総コレステロールが高いということは、細胞に運ばれず血液中に残ってしまったコレステロールが多いということになります。取り残されたコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまうこともあります。動脈硬化が進行してしまえばさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。
コレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が表れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、自主的に生活習慣に気を付けることが大切なのです」(駒形先生)。
次の章では、食生活での注意点をお伝えします。
食生活で特に注意したいことは?
現在は脂質異常症の基準値を超えていなくても、閉経に向かうにあたり、これまでと同じ生活をしているとリスクが高まってしまいます。