2022年4月9日 03:10
「要介護にならないために!」日本人に不足しがちなたんぱく質をうまく摂取するコツ【医師監修】
砂糖、カゼイン、グルテン、加工食品は腸内環境を乱すことがわかっています。腸内環境が乱れていると胃酸が出にくくなるので、できるだけ控えましょう。
厚生労働省が定める摂取目標量は1日50gですが、食事だけでとるのは大変な方もいると思います。そんなときは栄養補助食品を利用しても良いでしょう」(黒田先生)。アミノ酸製剤を利用しても
たんぱく質の栄養補助食品というと、プロテインが浮かびますが……。
「プロテインは、消化力の強い方には良いと思います。消化力がないと、未消化のたんぱく質として滞留して腸内環境を悪化させるおそれがあります。
私がおすすめしているのは、アミノ酸製剤です。
牛乳や卵などのたんぱく質がアレルギーになりやすいのは、分子量が大きいため。大きい分子を分解したものがアミノ酸です。分解されているため吸収が良く、アレルギーになりにくいとされています」(黒田先生)。
栄養補助食品やサプリは価格だけで選ばないで
「アミノ酸製剤は市販されているものでも良いですが、安すぎるものは原料に不安が残るものもあります。信頼できるメーカーのものを選びましょう。
栄養外来のクリニックで処方してもらうのが一番安全です。