2022年10月26日 03:40
喉の詰まり、締めつけ感が治らない…突然起こる「喉の違和感」の正体は!?【耳鼻咽喉科医監修】
水分補給や室内を加湿することでラクになる場合は、湿度が原因だと思われます。
高齢者で多いのは、唾液量が減ったことで咳込んだり食べ物が飲み込みにくくなったりするケースです。ガムをかんだり、「上の奥歯あたりに指を当てて回す」「顎の下を押す」「顎の下から耳の下にかけて顎の骨を押す」といった唾液腺をマッサージしたりすることで改善が期待できます。
かかりやすい年代は働き盛りの30~50代
患者の男女比は1:1.2で、性別の差は大きくはありません。年代では仕事や介護、育児などで忙しい、働き盛りの30~50代の患者が多数。
責任感が強かったり神経質な性格でストレスを抱えやすいタイプは咽喉頭異常感症になりやすい傾向があります。
「咽喉頭異常感症」を治すには?
喉ではなく根本原因にアプローチ
ストレスや心身の病気が引き金となり、喉にさまざまな症状が出る咽喉頭異常感症。喉の病気ではないので、背景にある根本原因を除くことが治療になります。
例えばストレスが原因だった場合、心理的な負担がクリアになることで治ることも。喉の違和感ががんの前触れだと心配した患者さんが、検査の結果、心理的な要因だったとわかって一気に悩みが解決。