くらし情報『更年期に起こるデリケートゾーンの痛み。市販薬は使ってOK? 受診の目安は?【医師監修】』

2023年3月4日 09:10

更年期に起こるデリケートゾーンの痛み。市販薬は使ってOK? 受診の目安は?【医師監修】

か「炎症」になります。そして40代以降の女性であれば「炎症」が多いと駒形先生は言います。

「40代以降の女性に起きるデリケートゾーンの痛みは、腟が炎症を起こす萎縮性腟炎(いしゅくせいちつえん)であることが多いです。女性ホルモンの分泌が低下することで腟組織の潤いがなくなり、分泌液も低下するため腟内が乾燥します。乾燥することで少しの刺激でも痛みを感じやすくなります。皮膚がひきつれるような痛みが多いようです。

また、雑菌の侵入も痛みの原因となります。腟内には常在菌が多数あり、外部からの雑菌から腟を守っていますが、腟内が乾燥することで常在菌のバランスが崩れ、雑菌が侵入しやすくなります。
雑菌が侵入して炎症を起こすことで痛みを引き起こしてしまうのです」(駒形先生)。

「萎縮性腟炎」に市販薬は使える?

股間バツ
市販薬はないのでまずは保湿を
萎縮性腟炎に市販薬はあるのでしょうか。

「市販薬はありません。ただ、萎縮性腟炎の場合、痛みだけで婦人科を受診する人はほとんどいません。婦人科を受診する方の多くは痛みとともに出血症状がある場合がほとんどです。少しの刺激で腟がこすれて出血し、不正出血を心配して来院します。

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