くらし情報『体の自由がきかなくなり…親はいつまでも元気じゃない!近い将来の介護を覚悟した日【体験談】』

2023年3月29日 02:10

体の自由がきかなくなり…親はいつまでも元気じゃない!近い将来の介護を覚悟した日【体験談】

しかし、今回はさすがに腹をくくってくれたらしく、手術を承諾してくれました。

残ってしまったまひ

足にまひがある高齢の方のイメージ


動脈瘤の手術は成功し、その後の経過も順調です。影響があったのは脳梗塞のほうでした。

治療が早かったため、深刻なまひは残らずに済みましたが、左側に後遺症が出ました。最初にしびれた左手はいまだに動かしにくいまま、左足は歩けるものの以前のようにスタスタとはいかずに歩くとつらそうです。

リハビリの効果もあり日常生活には支障はないものの、疲れやすくなり、横になることが増えました。次回また同じように脳梗塞が起こったら、今回のような比較的軽い後遺症では済まないと医師からも言われています。そうなれば年齢から考えても介護が始まります。


体も大きく体重もある父を介護するには、母ひとりでは無理。そのため、今回のことで実家の経済状況や今後のことを真剣に考えることになりました。

施設に入るにしても自営業の父にはお金もさほどなく、足の悪い母には無理はさせられず。わがままで頑固な父が素直に施設に入るとも思えません。

かといって子どもにお金がかかり、家族のある私と兄弟が仕事を辞めて介護に専念することもできません。

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