子育てを始めて忍耐強くなり、仕事もプライベートもささいなことで動じることなく、解決策を探せるようになったと思っていました。しかし更年期を迎えてから、それまで気にならなかった子どもの言動にいら立ち、小言が増えて喧嘩に発展することが多くなったのです。今回は更年期特有のイライラの対処法を探した、私の体験談をお話しします。
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子どもに指摘されて気付いた自分の変化
シングルマザーで正社員として働く私は、子どものしつけには厳しくしていました。あいさつや礼儀にうるさく、自己主張をする前にやるべきことをするようにと口を酸っぱくして言い続けたものです。
子どもたちが高校生になるころには注意する回数も減り、アルバイトを始めて自分たちのお小遣いを稼ぐようになったこともあり、小言を言う機会も激減していたのです。
しかし生理周期が乱れ始めたころから、それまで気にならなかった子どもたちの言動にイライラすることが増えました。
学校への提出物を出すのが遅い、教材費や部活の遠征費などを急に用意するように求めるなど、それまではムッとしてひと言文句を言う程度で収まっていた出来事に対していら立ち、大声を出すようになったのです。