くらし情報『どうしても思い出せない! 更年期に増える「物忘れ」。加齢だけではない意外な原因とは【医師監修】』

2023年7月5日 08:10

どうしても思い出せない! 更年期に増える「物忘れ」。加齢だけではない意外な原因とは【医師監修】

しかし、セロトニンなどの神経伝達物質はエストロゲンとだけ関係があるわけでなく、他にもさまざまな影響を受けて作用しています。エストロゲンの作用以外に神経伝達物質を増やすような生活、行動をしているかが認知機能の差を生んでいるのでしょう」(駒形先生)。

どうすればセロトニンを増やせる?

イライラ

効果的なのは「イライラ解消」
セロトニンなどの神経伝達物質を増やす生活……。どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

「セロトニンは自律神経が司っています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は行動的なとき、副交感神経は休息のときや緩んでいるとき優位になります。

セロトニンは、副交感神経が優位になったときに作用します。つまり、休息の状態、リラックスした状態にすることが必要なのです。


更年期症状の代表的なものにイライラがありますが、イライラすると交感神経が優位になりアドレナリンが作用してしまい、セロトニンが作用しにくくなります。

つまり、認知機能を急速に低下させないためには、できるだけイライラを解消してゆったりと過ごすことが大切です。

クリニックに受診される方でもイライラに悩まされている人は多いのですが、何にイライラしているのかが明確になっていない場合が多いようです。

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