2023年9月9日 12:10
親知らずを抜いてひと安心!かと思いきや…ひどい知覚過敏に悩まされた原因はまさかのことだった!
しかし、診察にあたっていた歯科衛生士と歯科医師は難しい顔をするばかりです。
痛みの原因は虫歯ではなかった!
さらによく診てもらった結果、なんと、私を悩ませていた痛みの原因は虫歯ではなく、親知らず抜歯後の歯茎の形成不良だったのです。歯をチェックしてくれた歯科衛生士と歯科医師は顔を見合わせ、「抜歯をおこなった病院が悪いわけでも、あなたが悪いわけでもないことは、ご理解くださいね」と前置きをしてから、申し訳なさそうに詳しく説明してくれました。
「これは抜歯後の歯茎の形成不良ですね。ここの親知らずは、横に向かって生えていませんでしたか? 親知らずを抜いた後、でき上がった歯茎が下がって形成されてしまっているので、残った奥歯の根元が露出して知覚過敏が生じているから痛むんですよ」とのこと。
一般的に、健康的な歯茎を持っている歯は、エナメル質という歯を保護する頑丈な層しか表面に表れていません。しかし、年齢などが原因で歯茎が下がっていくと、歯茎に覆われていた歯の根元部分が露出してきます。露出した根元部分にはエナメル質がなく、象牙質という熱や冷たさなどの刺激を感じてしまう部分が現れてしまいます。
通常エナメル質や歯茎によって守られている象牙質が現れると、刺激が歯の神経に届きやすくなり、そのたびに痛みを感じてしまうのです。