2023年10月7日 10:10
体がむくみ、手足がしびれ、体重増加も…52歳で「橋本病」を発症。病気から回復するまでの道のりは
疲労感が強く、休日はなかなか起床することができませんでした。周りからは「ハアハア息が切れてときつそうだ」とか「耳の聞こえが悪くなっていないか?」と言われることもありました。「橋本病」の診断を受けたことで、原因と症状のすべてが糸でつながっていくようでした。
服薬治療と生活習慣の見直し
最初は、本当にごくわずかの薬の投薬治療から始まりました。使ったのは「チラーヂンS(甲状腺ホルモン剤)」という薬です。医師からは「この薬の量じゃ全然足りないけれど、体がビックリするといけないから、少しずつ薬の量を増やして、様子を見ていきますね」と言われました。2週間ごとに通院し、問診と薬の処方を受けました。
医師から「仕事も無理をしないようにね」と言われていました。橋本病の症状を自覚するまでは、外で動き回ることも夜遅くまで起きて仕事をすることも多々ありました。しかし、「健康なくして、仕事はおろか何もできない」と一念発起。まずは体調を回復させることを優先し、自宅で過ごす時間を多くしました。仕事も思い切って早い時間で切り上げ、睡眠時間を十分に確保することを心掛けました。
私は数年前、仕事と家事・育児の合間に勉強をして、国家資格である「衛生管理者」