くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第23回目 [保険選びの極意6]特約の中身、ちゃんと吟味していますか?』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第23回目 [保険選びの極意6]特約の中身、ちゃんと吟味していますか?

特約はメインの保険(主契約)を補うために開発されたオプションで、様々な生命保険に付加されています。何気なく入っていることが多い特約ですが、主契約よりも高い保険料を払ってしまっている場合もあります。そのような特約を整理して、保険料をコンパクトにするコツをご紹介します。

目次

・1.死亡保障を厚くする特約は、ここをチェック!
・2.医療関連の特約と医療保険、どちらが得か
・3.その他の特約について

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第23回目 [保険選びの極意6]特約の中身、ちゃんと吟味していますか?

1.死亡保障を厚くする特約は、ここをチェック!

特約の種類は多種多様です。不慮の事故による万一の死亡や高度障害状態に備えるもの、医療や介護に備えるもの、特定の疾病や損傷の治療に備えるもの、所定の状態になったときに保険料の支払いが免除されるもの等があります。

同じ名前の特約でも生命保険会社によって保障内容や給付条件等の細部に違いがありますが、ここでは大まかな保障内容を押さえておきましょう。
万一のときの死亡保障を手厚くする特約には、次のようなものがあります。


<死亡保障を手厚くする特約>
’死亡保障を手厚くする特約の表’

(資料:著者作成)


死亡保障を厚くする特約には定期保険特約、家族定期保険特約、収入保障特約(生活保障特約)、特定疾病(三大疾病)保障特約、終身保険特約があります。注意が必要なのは家族定期保険特約です。メインの保険(主契約)の被保険者が亡くなる等で保険契約が消滅した場合、家族の保障もなくなってしまいます。たとえば夫の保険に妻の家族定期保険特約を付加していた場合、夫が亡くなったときに妻の死亡保障も同時に消滅してしまうことになります。家族の健康状態が良好なうちに、家族を被保険者とした保険に入り直しておきましょう。

特約のなかには、メインの保険(主契約)と同じような保障内容が存在するものもあります。「主契約の保障はそれほど魅力的ではないけれど、特約が付いているから継続している」という人は、その特約と同じような保障内容の別商品に単体で入った場合に保険料がいくらになるかの見積りをしてください。定期保険や収入保障保険等の掛け捨てタイプの死亡保険に関しては、高齢化等の影響で昔の保険よりも今の保険のほうが料率ベースで安くなっているものが増えていますよ。



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