【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第8回目 保険料節約5つのコツ その(1)「立ち位置をチェックする」
反対に、医療保障の必要性が極めて低いのは1、2、4、5の質問にすべて「YES」と答えた人です。死亡保障などの他のリスクに備えることを優先し、余力があれば医療保障を備えるというスタンスでもいいかもしれません。
言い換えれば、家賃収入などの不労所得を得るしくみや余裕資金を早い段階でつくっておけば、医療保険に依存する必要性は少なくなるかもしれませんね。
【2】死亡リスクにどう備えるか
死亡保障に関しては、現在の資産状況と残された家族の希望などによって必要度合いが大きく変わります。次に挙げる5つの質問に「YES」、「NO」でお答えください。
- 扶養している家族はいますか? YES・NO
- パートナーに定期的な収入はありますか? YES・NO
- 持ち家ですか? YES・NO
- 自分に万一のことがあったとき、家族に残る借金はありますか? YES・NO
- 相続対策として保険を活用する必要があると思われますか? YES・NO
扶養している家族がいない人(1で「NO」と答えた人)は、死亡保障の必要性が低くなります。「葬式などの死後の整理のために確実にお金を残しておきたい」「相続の心配がある」「結婚するときのために若いうちから備えておきたい」…というのであれば「終身保険」に入っておくことをオススメしますが、そうでなければ無理に入る必要はありません。
一方、扶養している家族のいる男性で、幼い子どもがいて妻が働いておらず、賃貸住宅で暮らしていて、マイカーローンなどの借金がある…などという場合は、死亡保障をしっかり備えておく必要があります。
医療保障よりも死亡保障の優先順位を上げる必要があるかもしれません。
死亡保険の保険料を低く抑えるには、掛け捨ての死亡保険を選ぶこと。たとえば、子どもを扶養する期間が20年未満の場合は「10年更新型の定期保険(一定期間に死亡した場合を保障する)」を、末子が独り立ちするまでに20年以上かかる場合は「収入保障保険(死亡後、所定の期間にわたって年金を受け取れる)」「逓減定期保険(毎年一定割合ずつ死亡保障が減っていく)」のいずれかを検討してみましょう。