【知って得する!保険の基本】生前贈与で学資保険?!
出産を間近に控えた美和子さんは、高校時代の同級生で、先輩ママでもある優子さんを再びランチに誘い、学資保険についてもう少し詳しく相談してみることにしました。
現在妊娠中の美和子さん:実はね、優子。
このあいだ教えてもらった学資保険のことなんだけど……。
育児休業中の優子さん:どうしたの?何だか言いにくそうだけど。
美和子さん:夫の両親から、保険料を肩代わりするから、ぜひ学資保険に入りなさいと言われたの。
優子さん:え~!よかったじゃない!
美和子さん:それはありがたいことなんだけど、多額の教育費を援助してもらうのってやっぱり気が引けてしまうじゃない?それに、手続きのこととか、税金のこととかがよくわからないし……。
優子さん:手続きや税金のことなんかは、保険会社が教えてくれるよ。そこは心配しなくて大丈夫なんじゃない?
美和子さん:そうかな~、ちょっと調べてみたんだけど、家族のあいだでも贈与税がかかることがあるらしいのよ
優子さん:あ~、確かに。
1年間に110万円以上の金額だと贈与税がかかるとか、聞いたことがあるわ。
美和子さん:でしょう?それは夫が負担しないといけないお金だよね?
優子さん:いやいや、それは飛躍しすぎでしょ。美和子はいったい誰を契約者にして学資保険に入ろうと思ってるの?
美和子さん:契約者って?
優子さん:保険会社と契約を結ぶ人、具体的には保険料を支払う人のことよ。
美和子さん:なんでもよく知ってるわね!保険料を払ってくれるのは夫の両親なので、義父か義母になるんじゃないかな。
優子さん:ご主人のご両親は50歳以下?
美和子さん:夫は両親の若いときの子どもだけど、さすがに50歳は超えているはずよ。
優子さん:それだと、学資保険の契約者になれない可能性があるよ!
美和子さん:え~、何それ!本当~?
優子さん:本当よ!保険会社によって違うけど、学資保険の場合、契約者の年齢の上限はだいたい50歳ぐらい※1だったと思う。それに、健康状態によっては加入できないこともあるし。
美和子さん:え~~、義父は確か高血圧で通院してるはず。
やっぱりこの話は無理なんだ~!
優子さん:まあ、落ち着いて!契約者を美和子のご主人にすれば大丈夫、契約できるはずだよ。
美和子さん:ええっ!そんなことができるの?