くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第16回目 50代は転換期。死亡保障を見直して老後資金を蓄えよう』

2013年3月7日 00:00

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第16回目 50代は転換期。死亡保障を見直して老後資金を蓄えよう

【2】高額な死亡保障を適正な額の終身保険に切り替えるには

加入している生命保険が3,000万円、5,000万円などの高額な死亡保障になっているなら入りすぎかもしれません。高額な保障を残し続ける必要性がないのであれば、保険をリフォームして必要な保障額の終身保険だけに切り替える等の見直しを検討してみましょう。高額保障の生命保険(定期付終身保険や利率変動型積立終身保険など)を少額の終身保険に切り替えるには、大きく分けて3つの方法があります。

1つめは「中途減額」です。定期保険特約などの死亡保障の一部を解約する方法です。減額した分だけ保険料を下げることができます。ただし、中途解約後に「減らしすぎたから、少し増やしたい」などの変更はできません。保険の一部を解約することになるためやり直しできないのです。
中途減額をする場合は本当にその保障額で問題ないか、十分に吟味をした上で行ってください。

なお、特約の保険期間途中の減額には一定の制限があります。たとえば、「特約と主契約の死亡保障合わせて1,000万円未満になる減額は不可」などの制限です。このようなときはぎりぎりまで中途減額しておき、次の更新のときに「不更新(更新しない)」手続きをとりましょう。

2つめは「払済保険」にする方法です。保険料の払い込みを中止して、その時点の解約払戻金を一時払の保険料に充当して、今までの契約の保険期間を変えずに保障額の少ない保険に変更する制度です。特約は一切付けられなくなりますが、主契約が終身保険なら、以後の保険料の払い込みなしで少額の終身保険に切り替えることができます。

3つめは新たに終身保険に加入して、既存の保険を解約する方法です。
生命保険に加入するには告知書などの審査があるため、健康状態などによっては保険に入れないケースがあります。また、既存の保険を先に解約してしまうと、元に戻すことができません。新しい保険に加入できたのを確認した上で既存の保険を解約しましょう。また、解約返戻金を新しい保険の保険料に充当したい場合は、契約者貸付制度の検討を。解約返戻金の一定範囲内で貸付を受けられます。貸付金には保険会社所定の利息がかかるので、確認した上で利用してください。

【3】見直しのポイント

現在加入している保険の終身保険がだいたい300万円以上あり、大きな保障を残し続ける必要がない場合は、上記の方法を使って既存の保険をリフォームすることを検討してみましょう。ただし、払済保険にする場合は特約が一切付けられなくなりますので、医療保障を特約で付けているのであれば別に準備する必要があります。


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