くらし情報『【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第11回目 保険料節約5つのコツ その(4)「資産づくりを始める」』

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第11回目 保険料節約5つのコツ その(4)「資産づくりを始める」

自分に万一のことがあったときの、家族の暮らしをイメージしてください。あなたの給料が入らなくても生活できるだけの蓄えがありますか?あなた以外の収入源はありますか?生命保険はイザというときにお金を得ることができる合理的な備えです。でも、保険以外の収入源やもしものときに使える資産を築くことができれば、その分準備が必要な保障額を減らすことができ、保険料の節約にもつながります。

目次

・【1】資産づくりと必要保障額の関係
・【2】どれだけの「キャッシュポイント」を持っていますか?

【保険料月1万円以下で豊かに暮らす】第11回目 保険料節約5つのコツ その(4)「資産づくりを始める」

【1】資産づくりと必要保障額の関係

生命保険は万一のことがあったときに保険金等を支払うことで、家族がこれまでと同じ暮らしを維持できるように契約するものです。その人にあった適切な保険金額のことを「必要保障額」といい、次の計算式によって算出します。


’必要保障額の関係’

手持ちの金融資産が0円なのか、1,000万円なのか、はたまた1億円以上持っているか等の違いによって、必要保障額は変わります。今はまったく貯金がなくても、10年かけて1,000万円を貯めた場合、10年後の必要保障額を1,000万円減らすことができます。

また家庭によっては、資産を築くには収入の中からお金を積み立てていかなければなりません。その分、生活費は今よりも少なくなるので、現時点での必要保障額も減ります。資産づくりを始めることで生活がスリムになり、保険での備えをコンパクトにすることができる。結果、保険料負担が軽くなり、よりお金が貯まりやすくなります。

資産づくりの効果はダイエットの効果に似ています。ダイエットは体重を減らすことですが、それを実行し結果を出すことで、さまざまな「いいこと」が訪れます。
似合う服が増えることでショッピングが楽しくなりますし、自信ができて明るくなり、友達が増え、メイクやおしゃれに目覚め、人生が楽しくなります。

資産づくりも同じです。積み立てにまわすお金を捻出するために生活をスリムにするので、必要保障額は少なくなります。保障額を減らすことで保険料を抑えられるようになり、さらに積立額を増やせます。積立額が増えれば資産形成のスピードは速まり、自分に自信が持てるようになります。減給、失業、倒産、不慮の事故、自然災害などの人生の荒波が押し寄せてきても、それを静かにやりすごす強さを得ることができます。

とはいえ、資産づくりには時間がかかります。十分な資産を築くまでの間に起きるかもしれないイザというときの収入源を保険でカバーしておくことは大切です。
資産の成長に応じて、保険の見直しを定期的に行うことを忘れないでください。


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