くらし情報『【特集】2018年大予測!新築マンションは買い時?専門家に聞いた傾向と対策』

2017年12月5日 07:00

【特集】2018年大予測!新築マンションは買い時?専門家に聞いた傾向と対策

不動産鑑定や土壌汚染調査なども手掛けている。
井出武

値下げ競争は起きない?不動産価格振り返りと2018年の展望

高橋さん:
バブルの崩壊とデフレ環境しか経験していない現在の住宅の一次取得世代は、2017年前半はその前年までの価格上昇を懸念し、購入を見合わせる行動をとりましたが、後半には需要が持ち直しました。一戸建は中堅企業による供給も多いため、一時的な価格下落が特に郊外型の開発では発生しましたが、全体としての価格下落には至っていません。2018年も、安定的な価格が推移するのではないでしょうか。

石澤さん:
新築価格の目安として、一般のサラリーマン世帯可処分所得の25%、坪単価240万円が目安と考えています。現状はそれよりも高いマンションが売れていますが、住宅ローン減税や低金利、それに、概ね住宅購入者の四割は親族から援助を受けるなどして、本来の取得能力より高いものを買えていますが、限界があります。2014年に価格が急上昇して、240万円を突破した結果、2016年から一戸当たり価格を抑えるために面積を抑制する傾向が強くなっています。にもかかわらず、今年、また一戸当たり価格が上昇しました。
全般的に高くなりすぎましたが、東京都内の売れ行きは悪くありません。

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