2022年10月28日 17:00
都会のオアシス「新・里山」で“生物多様性”を体感~様々な事業を紹介する「積水ハウス ストーリー」の最新情報を公開~
“雑草も生きものにとって必要な生態系の一部”という「新・里山」の考えを反映させ、惜しむことなく手間暇をかけています。
上段:積み上げた石の隙間や石垣のくぼみは虫や小動物の隠れ場所/間伐した枝や幹は昆虫や微生物の力を借りてゆっくり土に還る、下段:自然な美しさを残した除草と生き物の利用しやすさを両立/「新・里山」で育った竹と稲刈り後のわらを使用した手作りの堆肥置き場
ガーデンラボの現場責任者、井田さんは、こうした取り組みについて、次のように語っています。
「続けていくのは難しいですが、だからこそ得るものも大きいです。はじめは、不安なこともありましたが、5、6年経ったころから表彰などの社会的評価を受け、訪れる方からは、『私の庭みたいなもの。きれいにしてくれてありがとう!』などと声をかけて下さるようになりました。また、毎月、遠方から大阪に住むお嬢様を訪ねてこられる前に、近くではないにもかかわらず、足を運び、四季を楽しみに来られます。小学生も今では、井田さん!と名前を憶えてくれて嬉しいです。親子イベントに参加された方からは、『都会で生活しているので、子どもに自然体験をさせる貴重な機会になった』と言われます。