くらし情報『「英語学習のやる気は伝染する?」廣森教授インタビュー記事公開』

2022年12月8日 16:15

「英語学習のやる気は伝染する?」廣森教授インタビュー記事公開

(言語を習得するために重要な認知的能力)は24%(Li, 2016)、「動機づけ」は14%(Masgoret & Gardner, 2003)。つまり、言語適性に次いで動機づけが学習成果に強く影響する個人差要因であることがわかっています。廣森教授は、変化する可能性がより高い学習動機や学習方略などの要因に注目して研究を始めたとのこと。
廣森教授によると、学習は、特定の情報への「気づき」→「理解」→「内在化」→「統合」というプロセスで進み、情報が長期記憶として蓄えられることでいつでも使える知識となります(廣森, 2015)。この「気づき」のプロセスにモチベーションが関係することが明らかになっています(Schmidt, 2012)。
さらに、日本で英語を学ぶ場合、英語を話せなくても生活できる環境にあるため、英語圏で学ぶ場合よりもモチベーションの重要度が高いことを指摘。実際に、モチベーションを低下させる要因(demotivation)を調べる研究において、日本は世界のトップを走っているとのことです。また、モチベーションの違いによって学習方法や学習スタイルが変化することもあれば、逆に、特定の学習方略を使うことで勉強がうまくいった成功体験がその後のモチベーションに影響を与える、と話す廣森教授。

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