2023年2月13日 18:00
まだまだ高い『小1の壁』 4割が『小1の壁』をきっかけに働き方の変更を検討
を対象に「働く親の『小1の壁』に対する意識と実態調査」を行いました。
働く母親の7割が小学校入学前に比べ両立が大変となったと感じており、これはまた、2018年に同テーマで行った当社調査の値から大きな変化は見られませんでした。
大変と感じる理由としては、子どもに対する日々/長期休み時のケアを筆頭に、プリントや電話での連絡といったアナログな手段が挙がっています。また、柔軟な勤務スタイルとしてコロナ禍以降リモートワーク勤務を取り入れる企業も増えてきましたが、リモートワーク勤務ができる人においても両立を大変に感じる比率に違いは見られませんでした。
そして、「小1の壁」により4割が働き方の変更を検討していることが分かりました。これは、当社が2018年に行った調査と比べても2割ほど増えています。
また、働き方の変更を検討する人のうちおよそ4割がそれまでの職場を離れることを検討しています。
コロナ禍以降転職市場自体は活発化していない(※)ことからも、両立を大変と感じる『小1の壁』をきっかけに社員が、より理解のある、働きやすい企業への転職や離職を検討していることが分かります。
※転職者数は2018年、2019年まで増加傾向だったものの、コロナ拡大の影響で2020年以降減少している(参照:厚生労働省「令和4年度労働経済白書」)