「話す」・「書く」活動だけではなく、自分が英語についてなんとなく知っていることや学んだことについて考えたり説明したりする振り返りや協働学習もアウトプット活動と捉えて効果を探っていくことは、英語学習が得意・苦手という個人差の解決に向かう道の一つだと考えられます。(取材:IBS研究員 佐藤 有里)
【Profile】 鈴木 渉 教授(宮城教育大学)
専門は、英語教育学、第二言語習得。近年は特に、英語のライティングにおけるランゲージングや振り返り活動、教師によるフィードバックの効果、それらの効果に影響する個人差などについて研究を行う。また、小学校英語教育に関する研究や教員の養成・研修、検定教科書の開発などにも長年携わる。東北大学大学院 教育学研究科にて修士号(教育学)、トロント大学オンタリオ教育研究所にて博士号(第二言語教育学)を取得。宮城教育大学 教育学部 専任講師、准教授を経て、2021年より現職。言語科学会 編集幹事、小学校英語教育学会 事務局長、Language Awareness 編集委員会委員。
※なぜランゲージングが重要か、小学校の授業にどのようにランゲージングを取り入れられるかなど、詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記の記事をご覧ください。