前田) これまでの話を聞いていると、もしかしたら他に選択肢がなかったからイタリア医学部を選んだように聞こえるかもしれません。最初は実際にそうでした。
梅本) そうだったんですね(笑)
前田) はい(笑)でも今ではイタリア医学部以上の選択肢はないと思うぐらい満足しています。
梅本) それはよかった(笑)具体的にはどういったところに満足してますか?
前田) イタリアの医学部では、卒業と同時に試験なしで医師免許を取得でき、さらにEU全体で有効な医師免許が得られるところですかね。また、先進国で、美味しいご飯が楽しめて、物価もそれほど高くありません(残念ながら安くはありませんが、スイスやアメリカと比べるとマシだと思います)。さらに、日本人がEUの学生と同じ授業料で受けられるなど、魅力的なポイントを挙げ始めるとキリがありません。
梅本) 私も説明会などではそういった点を伝えているのですが、本当に皆さん驚かれますし、日本の受験と時期が違う点も重要ですよね。
前田) そうですね。
日本の医学部入試の結果とIB試験の結果が全て出揃ったのはお正月だったため、私がイタリアの医学部にチャレンジすることは、1月下旬には決まっていました。