2018年4月4日 19:00
優しさだけでは物足りず、ハイスペック男に走ったある女の人生 #11
そんな彼を見ながら私の心に芽生えた気持ちは、本当に一生この人で良いのかな……?というマリッジブルー。もっと早い段階で本音を言えばよかったものの、両親の顔合わせも新居の準備も全て整った結婚寸前で、婚約破棄をしてしまいました。
……ごめん、やっぱり違う気がするって。
両親には「なんであんな優しい人と別れるの?」「ちゃんと考え直しなさい」と止められるし、友人にも「えー。Aちゃんにぴったりだよ?」「あんなに尽くしてくれる人、なかなかいないよ」と言われましたが、私の心の中では “もっといい男がいるかもしれない” としか思っていませんでした。
セレブな女性の囁きにハマった
気づけば30歳目前というのに、周りからの大反対を押し切って婚約破棄した私は、“いい男探し” を始めました。さあ、「本物の結婚相手はどこだろう?」って。
その頃、すごく華やかでお金持ち男性とばかりとお付き合いをしている、セレブ女性の知り合いがいたので相談したら「Aちゃん、お金持ちと結婚するのが良いよ」とアドバイスをもらいました。
たくさんのプレゼント、素敵なデート、豪華な食事! 絶対これだ! 私の幸せはここにある! と確信したんです。