手のひらサイズのアート…タロットの秘密に迫る!【鈴木砂羽&鏡リュウジ タロット美術館】
砂羽さん:へぇ。これなら、子どもたちも喜んで見たくなりそうだし、タロットに怖いイメージを抱いている大人も手に取りやすいですね。
鏡先生:実は、荒井さんとはご縁があって。昔、雑誌の『Olive』に別のペンネームで占いを書いていたんですが、そのときに挿絵を担当してくださったのが荒井さんなんです。
砂羽さん:私、オリーブ少女(※)でした! 当時の記憶はちょっと薄いですが…、このタロットの絵柄はオリーブ少女にも親しまれていたタッチなんですね。
『タロット占いの秘密』と『はじめてのタロット』カードの画風はまるで違います。
『タロット占いの秘密』のカードは、白と黒のモノトーン。古代エジプトの壁画を彷彿とさせるようなタッチで、眺めていると、なんだか神妙な心持ちに…。
一方『はじめてのタロット』のカードは、カラフルな水彩画。描かれている人物の表情も豊かです。見ているうちに、ほっと心が温まったり、なんだかウキウキしてきたりします。
タロットカードは時代と共に日本の国内だけでもこんなに大きく変化しているんですね。
ここからは、日本を飛び出し、ワールドワイドにタロットを解説していきますので、お楽しみに!
※オリーブ少女:雑誌『オリーブ』を愛読者で、「ガーリー」